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心の中をとっておける大切な宝物

私には5歳の息子がいます。

この時期になると毎年、保育園での1年分の制作物をまとめてくれて持って帰らせてくれます。

保育園での成長やこんな事をやっていた。というのが思い出されて、ワクワクして毎年楽しみです。

特に絵や作品を見ると、その時に興味を持っていたものがストレートに表現されているのでとても楽しく、ある意味私が撮った写真や動画よりも、彼の心の中をとっておける大切な宝物に感じます。

家に持って帰ってくると、早速お披露目会。1つ1つ取り出して作品の説明をしながら目を輝かせて「飾って!」と誇らしげに言う息子。私はかなりの数の作品が入っていたのを知っていたので【厳選した何枚か】を飾ろうと思っていたのですが・・・提案したら悲しそうにさせてしまったので、思い切って全て飾ることにしました笑 その数何十点…笑。とりあえず額縁もそんなに大量にないので、ペタペタとテープで壁に貼っていきました。

すると…壁一面作品が飾られたリビングは【息子の1年を振り返る、作品展覧会】の会場に!

春から夏頃は大好きな青色をふんだんに使って、色と形での表現が多く、秋冬になってくると覚えたての文字や数字が入ってきていてと成長も分かり…更にイベントごとに何が心に残っていたのか、大好きなものは何だったか作品を見ればすぐに心の中が分かるのです。

言葉ではまだ気持ちを伝えるのが難しい時もあるけれど、絵には言葉にできない思いが思いっきり描かれています。

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これは公園にお弁当を持って遠足にいった時の絵です。

先生のひとつひとつに説明の文字を入れてくれている優しさにもジーンときます泣

そうそう、お弁当箱は黄緑色で、お弁当の中身は息子の大好きな卵焼きにミートボールにブロッコリーにウィンナーなどなど…そして昆布のおにぎり!そして何と言ってもデザートのマスカット!これはもう熱烈に沢山入れて欲しいとお願いされていたものです。再現がすごい。

そしてうちの保育園はお弁当は年に一度だけというのもあり、ママが作ったお弁当。というのが嬉しかったんだなぁと、ちゃんと私まで描いてくれました。

実はこの作品、最初は他のお友達の絵が間違って入っていました。お弁当の絵だったのですが、(あれ?これ息子の絵?)と見た瞬間に違和感がありました。違うお友達のなまえを見つけた時にやっぱり!と思いました。

まだぐちゃぐちゃっと描いているように見えることも多い、この歳の子供の絵ですが、やはり気持ちがみんなそれぞれ入っているので絵には個性が出ているのです。色使いや描き方、同じように見えてみんな違うんですよね〜!勿論同じイベントの絵でも心の中に大きく残っていることもみんな違う。保育園の教室にたまにみんなの作品が飾ってありますが、それを見ていると本当に楽しくて。それぞれの成長も感じてジーンときてしまいます…。

ご家庭でもお休みの日に自由にお絵かきをするだけではなく、テーマを決めて一緒に絵を描く時間があってもいいかもしれません。テーマとは【旅行の絵】【遊園地行った時の絵】など、大まかなテーマで。ポイントは一緒に描くこと。一番心に残っていることがそれぞれに表されて、また更に楽しい時間と思い出が共有出来ると思います♪

実は今朝、私は失敗してしまったことがあり自己嫌悪でずーん…と、落ち込んでしまって元気がなかったのですが、それを察した息子が「ママ見て!ぼくの絵たくさん飾ったから、いつもより元気な気持ちになれるでしょ!」と、彼なりに励ましてくれました。ハッとしました。

確かにこんなに楽しい気持ちに囲まれている部屋にいるんだからいつまでも落ち込んだ気分でいてはもったいないな。と、とても心が温かくなり、元気をもらいました。

本当にアートにはパワーがあります。それは上手い下手は関係なく、気持ちの入った作品だから心を動かせるんだなと改めて実感しました。

ちなみに本日は保育園でお散歩予定の日。そして天気は快晴。作品の中にてるてる坊主もあって飾ってあったので、息子は「きっと保育園のおともだちもみんな飾ったから、すごいパワーで晴れたんだね!」と誇らしげに笑っていました。

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アートは造ったり描けなくても、飾ってあるだけでもパワーがもらえるものです。

みなさんも元気のない時こそ、お部屋にお気に入りの作品を1つ飾るだけできっと気持ちが変わりますよ♪

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