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美容師採用コストが1/3に!全国123店舗の美容サロンチェーンザ・キッドのリファラル採用施策とは?~day19~

おはようございます。リファラル採用促進のクラウドサービスを提供するMyReferの香川です。ホワイトペーパーを自分なりに解釈してnoteに記すday19。現在全国123店舗、従業員1200名ほどの美容サロンチェーンに拡大している、ザ・キッド様。年間60名~80名のスタイリストを採用する中、リファラル採用を導入した事例をご紹介。

1.導入経緯

 採用は求人媒体や自社ホームページで募集。ただ求人媒体は非常にコストが高く、一般的な求人媒体を美容師が見ている可能性は非常に低い。また成果報酬型の採用媒体では、求職者がそのサイトに登録をしている場合、その他どのようなルートで入社しても請求されてしまう形でコストがかかっていた。

美容師とは横のつながりが強く、「美容師の友達は美容師」。そこで、“つながり”を活かした採用方法であるリファラル採用であれば、効率的でコストも抑えられると考え、リファラル採用を導入。

2.告知方法

統括マネジャーが集まる会議の場で、代表や取締役から直接リファラル採用の意義を伝え。しかし、その先の店長、さらにその先のスタッフにどう伝わるのか、まったく見えないため、活動状況を数値で見ながら、各エリアの店長会議にも出向いて活用を呼びかけた。

 大切なことは経営者が「うちの会社は素晴らしい」と胸を張って言える状態にすること。その上で、代表が会社の素晴らしさを強い意志を持って従業員に発信することが重要。

3.導入効果

1年弱で、230名が紹介活動を実施、32名応募。21名が採用決定。応募からの決定率は65.6%(他の採用チャネルでの決定率は10%弱)採用単価10万円(他チャネルの1/3)。

その他定性面の効果として、意識の向上があげられる。「求人は会社任せ」になりがち。リファラル採用の取り組みを始めて、活動の成果を振り返ることで、店長も「自分たちで採用して店舗をつくるんだ」という意識が高まってきた。

経営層を巻き込んで、またはトップダウンでリファラル採用は進めていくことが重要。直接経営者から意義を話すことで管理者、従業員に浸透していく。その過程を数字を見ながら定量的に判断していく。素晴らしい事例だなと感じた。

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