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初めての転職で意識した5つのポイント

僕は新卒から3年お世話になった会社を退職し、4月から新しい職場で働くことになる。
要するに転職だ。
社会人3年目を迎えた時に、
「自分のキャリアはこのままでいいのだろうか?」
「今の会社でこれ以上学ぶことがあるのだろうか?」
「今の仕事内容でスキルを身に付けることができるだろうか?」
というようなことが思い浮かび転職活動を意識し始めた。

その年の秋頃から転職活動を始めた僕は、がむしゃらに書類作成、面接対策などを行なってきたことで、外資系の会社への内定を頂くことができた。

初めての転職活動は不安なことばかりだけれど、新卒時の就活と違って個人的にはいい経験となったと実感している。

もし、この中に
『私も転職活動しています。』
『転職を考えているけど不安です。』
と考えている人が少しでも参考になればいいなと思って書きました。

①最終目標の設定

最終目標の設定というのは、「最終的に自分がどうなりたいか」ということ。
将来のことを考えずに転職活動をしていると面接での回答に一貫性が出なくて自分が困るし、相手にも「何言ってんだこいつ?」と思われてしまう。
僕の場合は、自分の思っている願望や不安に対して「なぜ?」とツッコミを入れながら最終目標を考えた。
『専門的なスキルを身に付け稼ぎたい』

『将来が不安だから』

『このまま何もスキルを持たずに年を重ねてしまいそうだから』

『若手でもキャリアが積めて専門的なスキルを身に付けることができる仕事に就こう』
自分の思い浮かんだことに対して「なぜ?」とツッコミを入れていくことで、自分が今転職すべきなのかの基準ができたりすることになるからだ。
僕は自分の目標を考えていく中で、今の職場では自分の願望を叶えられないから転職活動をすることに決めた。

②自己分析

①と内容が少し被るけど、新卒時の就活と同様に自己分析をすることが大事だ。
ポイントとしては転職理由や志望動機を考える時に、常に「なぜ?」「なんで?」と疑問を持つことが大事だと思う。
(例)
「(転職理由は)○○○だからです。」
↓なぜ?
「○○○を行うことで自分の□□□というスキルを磨くことができるからです。」
↓なぜ?
「自分の□□□スキルを磨くことで△△△を目指したいと考えています」
こんな感じで自分の考えに対して「なぜ?」「なんで?」と疑問を持つことで自分の考えがブラッシュアップされて転職活動における軸が形成されていく。

③絶対にやりたくないことを決める

これはそのままの意味で、自分のやりたくないことは決めておこう。
どんなに魅力的な条件の内定だったとしても自分のやりたいこと、望んでいることからかけ離れていたらそもそも転職をした意味がないし、後になって後悔してしまうかもしれない。
僕は社内SEをしていたけど、「社内SEはやりたくない」という思いで営業かコンサルタントの職種に絞って転職活動時をした。
理由は社内SEの業務内容がヘルプデスク関連がメインであり、スキルが何も身に付かない、仕事内容も個人的にはあまり面白いとは感じなかったからだ。
あまり面白くないと感じていた仕事だったけど他社から見たら意外にも評価してくれる企業がたくさんあった。
転職活動時では営業やコンサルタントの募集だったのに社内SEとして内定を頂くパターンが多かったし、現職よりも条件UPの掲示も受けたこともあった。
でも、僕は社内SEで内定をくれた会社は全て迷いなく辞退した。
辞退した理由は明白で、転職活動時に絶対やりたくないことを「社内SE」と決めていたから。
しっかりと自分のやりたくないことを決めることで、迷いなく自分の転職理由からブレることなく進めることができる。

④面接慣れをしよう

面接の時間は企業にもよりけりだけれど大体30〜60分程度だ。
人によっては可能な人もいるけど、その限られた時間の中で自分を最大限にアピールするにはぶっつけ本番では無理な人がほとんどだと思う。
自分の入りたいと思った企業にぶっつけ本番で失敗してしまうのは、本当に勿体無いことだと思うから失敗しないようにあらかじめ準備や練習をしておいた方がいい。
僕は2通りの練習方法で実践した。

1つ目は転職エージェントを利用することだ。
転職エージェントを面接官に見立てて活用することで、まるで本番の面接のように体感することができる。
そして、転職エージェントを利用することでしっかりとフィードバックも貰えるから質問に対しての回答をよりブラッシュアップすることができる。

2つ目は自分の回答を録音することだ。
自分の回答を録音することの目的は、自分の声が相手にどういう風に聞こえているか確認するためだ。
面接は応募者の持つスキル以外にも、人柄や雰囲気を見ている。
「この人となら一緒に働いても問題なさそう」と評価してもらうことが大事だ。
自分の録音した声を聞くことは少し恥ずかしいかもしれないけど、しっかりと自分の声を聞いてなるべく相手に暗い印象を与えないようにしよう。

⑤転職活動は在職中にする

これもそのままの意味なんだけど、しっかりとした理由がある。
在職中に転職活動をする理由は、給料を貰いながら転職活動ができるということだ。
お金を貰いながら転職活動をすることで、今回の面接は失敗したけどまた次の機会に頑張ればいいという精神のゆとりができることが大きい。
精神的にゆとりがあることは正常に物事を判断できるから。

人によっては、転職活動に専念したいから会社を辞めてから転職活動をスタートする人もいるけど正直な感想としてはおすすめしない。
もし会社を辞めてからの転職活動でなかなか結果が出ない時は、貯金が減っていくだけだから精神的に焦りが出てしまう可能性がある。
その精神的な焦りが判断力を鈍らせてしまい自分が志望していたのと全く関係ないところに転職してしまう、もしくは最悪なケースとしては内定が獲得ができないまま挫折してしまう可能性もある。

コロナが流行したことで大半の企業は在宅勤務に切り替わっているけど、それは転職活動においても例外ではない。
企業によってはリモートでの面接でも対応してくれるから、わざわざ直接会社に行かなくても面接ができるから時間の調整がしやすい状態になっている。

転職活動に集中したいから会社を辞めるという決断も理解できないこともない。
でも最悪なケースとして、なかなか内定が決まらずに貯金だけが減っていくとどうしても精神的に余裕がなくなり正常な判断ができなくなってしまう。
だから、転職活動は在職中にすることをおすすめする。

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