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瀬野八を走る紅葉色の機関車

こんにちは!今回は瀬野八へ行ってきました。

みなさんは"瀬野八"というのをご存知でしょうか?
瀬野八とは山陽本線八本松駅〜瀬野駅間(10.6km)の通称で鉄道としては急勾配の坂が続く難所で鉄道開設以前からも難所となっていました。

そんな難所の瀬野八ですが、山陽本線という事もあり物流では欠かせない路線で旅客列車や貨物列車がたくさん走ります。特に貨物列車は1回にたくさんの貨車を連結する為パワーが足りません。なので、貨物列車の後ろに補助機関車として広島貨物ターミナル〜西条駅間で上り列車にのみもう1両機関車が連結されます。かつては旅客列車や荷物列車にも補助機関車が連結されていましたが、現在は電車に変わり行われておらず、貨物列車のみとなっていて、EF67という補助機関車専用の車両が存在します。

EF67は瀬野八を走行する貨物列車の後部に連結する補助機関車として使用する用途で開発された機関車で同じ区間で活躍していた補助機関車(EF59)を置き換える目的で1982年に登場しました。車体カラーは広島県の県花であるモミジをイメージしたカラーリングで"もみじ色"と呼ばれています。
このEF67は新製されたのではなく、EF60やEF65からの改造となっています。

最近では桃太郎という愛称で親しまれているEF210の300番台の登場により活躍の場が少なくなってきていますが、まだ1部の貨物列車では補助機関車としてEF67が活躍している場面も見る事が出来るので、もし広島へ出掛けた際にはもみじ色の機関車を探してみてはいかがでしょうか...?

2020/09/27 山陽本線

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