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FOMCは7月に利下げ? 利下げしたらドルは売られる?

※こちらはオンラインセミナー「マネトレ」の講演内容をベースにしています。

FOMCは7月に利下げ?

FedWatch(シカゴ・マーケンタイル取引所が米国の政策金利であるFFレートの誘導目的が変更される可能性をFFレートの先物の動向に基づいて算出した数値)から、政策金利が変更(利上げ・利下げ)される予想確率が解りますが、7月の利下げ確率は0.25%の利下げ予想が70%超、0.50%の利下げ予想が30%弱となっています。

つまり利下げ予想は100%となり、ここから分かるように7月の政策会合で利下げが行われる可能性は非常に高いと言えます。 そのため本来であれば利下げはドル安材料のはずですが、0.25%の利下げであれば織り込み済みの範囲内のため、影響は限定的になると見ています。

利下げしたらドルは売られる? 

0.50%の利下げだとサプライズでドル売りが強まる可能性はあります。

どちらにせよ、利下げとなった場合にもそこまで大きなインパクトはないと考えています。(可能性はゼロに等しいですが、ここまで利下げ織り込みが進んでいるなかで据え置きとなった方が市場は混乱するかもしれません)

大切なのは利下げを継続するのか、はたまた打ち止めか「今後の方針」にあり、これこそがドルの先行きを見るうえでより重要となります。


6月26日時点で7月末のFOMCまで1カ月ほどありますが、その間にも米雇用統計をはじめパウエルFRB議長の議会証言など重要イベントを控えています。

これらの内容も1つずつ注目しておきましょう。