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2023年までのセーリングライフ

2022年度下半期からはいよいよ理事・環境委員長、新たに設置された経営戦略室が忙しくなりました。理事職は2024年6月までです。 ■経営企画室 経営企画室のマネジメントは専任担当者に移行しましたが、2021年度の発の会員アンケートのとりまとめも行いました。SeeSports実現チームリーダーとして、2022年度アーリースプリングレガッタ、2023年度全日本インカレでのリアルタイム動画配信の実証実験、及びファンエンゲージメント向上・収益化モデルの検討を進め、2024年度は収益

    • セーリングによるチームビルディング研修

      セーリングは非認知能力を育成すると言われています。企業研修にセーリングを活用して、リーダーシップ・チームビルディング、コミュニケーション・意思決定、リスクマネジメントを学ぶことができるでしょう。すでに国内外で事業化されているようです。 ペンシルベニア大学 MBA Warton SchoolのLeadership Venture: Expedition(遠征型研修) 海外のMBAでは登山・トレッキング・砂漠などのリスク下での長期研修によりチームワーク・リーダーシップを育成する

      • 組織のスリム化とは

        よりスムースな意思決定のために、組織をスリム化する、外部人材を活用するというと、これまでを否定して壊して合理化するリストラみたいな印象になってしまします。でも、目指すところは事業のインパクトを大きくするために、小さな利害関係の調整ではなく、全体最適を行うということで、組織としてのナレッジを蓄えるために、経営企画・営業・普及強化を含めて実務機能を一元化・効率化することかと思います。会員の割りに、理事が多い、委員会が多い…ということ自体は問題ではなく、むしろ仕事抱え込みで、規模を

        • セーリングの社会連携プログラムを一体化しよう

          セーリングの公益事業のなかには、スポーツ振興、環境保全、海洋教育、地域振興、障がい者セーリングなどなど、多岐にわたる分野があります。JSAFの中でも、理事や委員会の縦割りで事業をやっているため、スポンサー含む外部から見ると、個別・バラバラで閉じていると全体像がつかめません。ここはひとつ社会連携プログラム「New Breeze for Our Society」(仮)などと称して、各取組を紐づけて集約していきながら、組織知を蓄えながら一体的に運用していくのがいいのではないでしょう

        2023年までのセーリングライフ

          セーリングにおけるSDGs推進のインセンティブ

          セーリングのSDGsの取組には、昨今はインセンティブとして、ランキングやポイント付与を行うことが多いです。たとえばSailGPでImpact Leagueとして、競技成績とは別に各チーム10項目(①サステナビリティ、②イノベーション、③オンウォーター、④マーチャンダイズ、⑤廃棄物・使い捨てプラスチック、⑥旅行・宿泊、⑦食品、⑧お客様の声を活かす、⑨多様性・包括性、⑩コラボレーション)の評価でランキングがつけられています。 https://ja.sailgp.com/gener

          セーリングにおけるSDGs推進のインセンティブ

          セーリングのプロリーグ構想

          セーリングのプロリーグ構想をいつか実現したいと思っています。レースフォーマットも観戦に適したエキサイティングなスタイルが良いでしょう。スポンサー数を限定して6チームで、各チームのホームハーバーの全国の海域を年6レース転戦する。セーリング競技は艇種別になっていて日本一が見えにくいですが、この大会こそ日本一、という対外的イメージを打ち出せるとわかりやすいです。フォイルのハイパフォーマンス艇はアメリカズカップやSailGPなどのラグジュアリーレースに任せて、RS21などの親しみやす

          セーリングのプロリーグ構想

          公益財団法人の会費とは

          1.公益財団法人と会員日本セーリング連盟は公益財団法人で、スポーツ振興を含めた公益事業を行うことが大切なミッションです。また、スポーツ中央競技団体として、公認された競技大会を開催しており、会費を納めている会員は特典として公認大会に参加することができます。取組方針を考えているときに「3.会員サービスの向上」としたのは、より組織の取組にコミットする会員との関係を強めたいという思いでした。 2.公益財団法人の会費ところが、一般社団法人の社員の会費と異なり、公益財団法人については、

          公益財団法人の会費とは

          eSailingの発展について

          eSailingについては、JSAFにeSailing委員会が立ち上げられて普及が進められる中、個人的にコロナ禍で触ってみたことを契機に、2021年6月頃から関わり始めました。その年には日本人プレイヤーのコミュニティづくりとクラブの立ち上げ、そして初の全日本選手権開催、さらにはワールドセーリング主催の国別対抗戦にナショナルチームを輩出しました。 いわゆるeスポーツと呼ばれるスポーツシミュレーションゲームですが、ワールドセーリング公認で、リアルなセーリングに近い感覚を養えます

          eSailingの発展について

          セーリングの普及と社会での魅力について

          セーリングの普及ですが、多くのクラブでセーリング体験会から競技参加へのアプローチをしていて、これがセーリング界を支える屋台骨です。しかし、競技者を増やすことだけでは、いまやセーリング界を継承することが難しい現状です。これは他のスポーツでも言えることです。これまでは、体育や競技というのが教育などの公によって守られてきたわけですが、お金や人手が不足する中では、人々により魅力的なものが残るという環境です。競技スポーツとしてだけ選んでもらう、というのは、多様な選択肢があるなかでは、ア

          セーリングの普及と社会での魅力について

          セーリングに関する取組指針

          現在、日本セーリング連盟(JSAF)の普及指導委員会、eSailing委員会、国際委員会、環境委員会で活動し、特別加盟団体(艇種別)日本RSクラス協会会長を務めています。セーリング歴はまだ4年半ですが、JSAFでは普及マーケティング戦略の計画立案・実行やeSailingの普及などに取り組んできており、その過程で多くの方々にお世話になってきたので、さらにセーリング界にお返しをしようと思います。今後の取組について所信表明を作成しました。取組の指針として共有し、皆様からご意見を頂け

          セーリングに関する取組指針