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『不吉なことは何も』刊行

 フレドリック・ブラウンの第2短編集『不吉なことは何も』(創元推理文庫)が刊行されました。きょうから多くの書店に置かれています。村上貴史さんが解説を書いてくださいました。
 昨年12月に刊行された第1短編集『真っ白な嘘』は大好評で、すでに5刷に達しました。今回もひねりの効いた作品が満載で、短編10作のほか、傑作中編「踊るサンドイッチ」が収録されています。
 旧題は『復讐の女神』でしたが、表題作の短編 "Nothing to Sinister" を今回は原題どおり「不吉なことは何も」としたので、それに合わせて全体も改題することになりました。
 収録作は以下のとおりです。

 毛むくじゃらの犬
 生命保険と火災保険
 ティーカップ騒動
 よい勲爵士(グッド・ナイト)によい夜(グッド・ナイト)を
 猛犬に注意
 さまよえる少年
 姿なき殺人者
 サタン一・五世
 象と道化師
 不吉なことは何も
 踊るサンドイッチ(中編)

 東京創元社の内容紹介ページはこちらです。
 『真っ白な嘘』とどちらを先に読んでもかまいません。
 名手フレドリック・ブラウンによる切れ味のよい短編の数々をぜひ堪能してください。




 

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