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朝日カルチャーセンター2020年7月期の文芸翻訳講座

 朝日カルチャーセンターでの2020年4月期の文芸翻訳講座は、コロナウィルス対策で残念ながらほとんど休講となりましたが、7月期は通常どおり開催する予定です。新宿教室横浜教室中之島教室のすべてで受付がはじまっています。

 朝日カルチャーセンター全体のトップページの「講座を探す」で、フリーワード検索に講師名を入れてもらえれば、現在受付中の講座がわかります(講師名を入力するときは、苗字と名前のあいだにスペースを入れてください)。教室名のタブ(新宿・横浜・中之島)をクリックすると、その教室の全講座が表示されます。

 3教室とも毎期、「英米小説の翻訳」(要予習、新宿・横浜は毎月1回、中之島は毎期1回)と一般向け定期講座「文芸翻訳教室・英語と日本語のはざまで」(予習不要、各期1回、7月期は中之島7月25日新宿9月5日横浜9月12日)があります。

 さらに、新宿教室では倉林秀男さんとの対談があります(5月30日に予定していたものと同内容)。
 新宿 8月1日  だから翻訳は面白い 英文法だって面白い!

「英米小説の翻訳」は、新宿と横浜は1時間半×3回、大阪は3時間×1回の形でおこないます(大阪は扱う英文の長さが約3分の2です)。原則として、長短編小説の一部をていねいに訳し、全員の訳文を全員に配布して細かく検討していきます。7月期は、4月期に予定していた1960年ごろのアメリカの短編をそのまま扱います。
 新宿は火曜午前・木曜夜・土曜午後の3クラス(どれかひとつを受講)、横浜と中之島は土曜午後の1クラスです。
「英米小説の翻訳」では、英文の訳読のほかに、各期ごとに指定した本(おもに翻訳書または周辺書)を読んできて簡単に感想を言ってもらう時間を少しとります。課題書は、7月期は『ベストセラーで読み解く現代アメリカ』(渡辺由佳里著、亜紀書房)ですが、4月期に予定していた『忘れられた巨人』(カズオ・イシグロ著、土屋政雄訳、早川epi文庫)を読んできてもかまいません。

 一般向け定期講演「文芸翻訳教室・英語と日本語のはざまで」は、翻訳の仕事にまつわるエピソードなどを英文の実例とともに紹介していくもので、毎回内容が異なります。「翻訳しづらい英語表現」「訳文添削道場」「編集・校閲・校正担当者とのやりとり紹介」など、初級者から上級者までに役立つ話が盛りだくさんです(予習不要)。
「英米小説の翻訳」を受講中の人やこれから受講しようという人、予習する余裕はないけれど文芸翻訳の勉強を長くつづけたい人などは、可能なかぎり毎回受講してください。語学の知識が少し必要ですが、どなたでも参加できます。

◎「英米小説の翻訳」の日程とお申しこみページは以下のとおりです(中之島については、準備ができしだいリンクを張ります)。
新宿火曜午前(7月7日&8月4日&9月1日、10時から11時30分)
新宿木曜夜(7月9日、8月20日、9月10日、19時から20時30分)
新宿土曜午後(7月4日&8月1日&9月5日、13時30分から15時)
横浜(7月11日&8月8日&9月12日、13時30分から15時)
中之島(7月25日、13時から16時)

◎一般講演「文芸翻訳教室・英語と日本語のはざまで」のお申しこみページは以下のとおりです(中之島については、準備ができしだいリンクを張ります)。
中之島(7月25日、16時30分から18時)
新宿(9月5日、15時30分から17時)
横浜(9月12日、15時30分から17時)

◎今期も新宿教室で、ゲストをお招きしての公開対談「だから翻訳は面白い」をおこないます。
 今回は、ベストセラー『ヘミングウェイで学ぶ英文法』シリーズ(12)の著者で、新宿教室でも講座を担当していらっしゃる倉林秀男さん(杏林大学教授)をお招きし、『ヘミングウェイ~』をお書きになったいきさつや正確な英文読解力の習得法などについてうかがいたいと思っています。
 また、英語に関するクイズやこぼれ話をお互いに用意して、参加者のみなさんにも楽しみながら取り組んでもらう時間を作る予定です。翻訳学習者だけでなく、語学に興味がある人はどなたでもお気軽にご参加ください。もちろん、予習不要です。
「だから翻訳は面白い」対談シリーズは、これまで翻訳者や出版関係者をお相手に開催し、今回が7回目です。今後も翻訳出版にさまざまな形でかかわっている人をお招きするつもりです。
新宿 8月1日、15時30分から17時

 

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