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Twitterを始めてから、10年が経ったらしい

Twitterが「記念日です!」と教えてくれた。使い始めて10年経ったらしい。今、主に使っているアカウントは昨年作ったものだけど、オタクらしくつぶやき続けているだけのアカウントが10年経ったとのこと。

10年かー。そりゃ友達の子どもも小5になるよなー……。

ということで10年住んだツイッタランドをちょっと振り返ってみようと思う。

はじまりはなんとなく

Twitterを知ったきっかけは、当時交流があったネットのお友達から。その子がやっていてなんとなく楽しそうだなー、わたしもやってみるかという軽い気持ち。彼女の上司いわく「これからはブログよりもTwitterの時代になる」とのことだったのですが、10年経ってもブログはあるよ。Twitterのほうがカジュアルだけど。

趣味のアカウントだから、テレビの感想とかを友達とつぶやいてそれを見て、の毎日でした。趣味のアカウントでは、今もさほど変わらないけれど。

毎週NEWS ZEROを見ては「翔くん髪型どうしたの……?」とか「今日も顔丸いね」なんてリアルタイムで話すのはめちゃくちゃ楽しかったし、今も楽しい。テレビをみんなで見ている感覚。チャットに似た感じ。返事を期待しないチャット。

Twitterのありがたさ

振り返って、Twitterがあってよかったと思ったのは2011年の東日本大震災のとき。わたしは社会人1年目で東京で一人暮らしをしていて、周りに頼れる人もいなかったのでTwitterでみんなと話していたことで心底救われました。(当時まだガラケーとスマホが半々の時代だったからLINEみたいにぽんぽんメッセージやりとりできるのってTwitterくらいだったんだよな、わたしの周りでは。)

こういうときって気軽に誰かに連絡するわけにもいかないなと思っていたからタイムラインに知っている人がいるだけでも安心したし、茨城の友達が電気通ったと知って安心したし、大阪の友達が普通に生活していると知ったことでも安心したな。

家に懐中電灯がないとつぶやいたときに「まずはペンライトでなんとかなります!」と教えてもらったのもTwitterのお友達からだった。

あのときTwitterがなかったら、わたしはもっと孤独でした。ありがとうTwitter。

Twitterに疲れる

こんなに感謝しているのに、だんだんとわたしはTwitterに疲れ始めます。知らなくてもいい情報が入ってきて、聞きたくもない意見が聞こえてきて、正直めちゃくちゃ疲れる。たぶん世の中でもデジタルデトックスみたいなものがはじまったのもこのころ。

「女性専用車両」についてつぶやいた何気ないつぶやきに対して、キーワード検索で見つけたんだろう知らない人からわけのわからない言いがかりをつけられたこともあった。怖い。

面倒だなと思ったころと同じくらいの時期に仕事を変えて毎日忙しくした影響でTwitter疲れは自然に解消されたけど、今度はまた別の悩みを抱えます。

実名Twitter問題

新しく入った職場はSNSを使った事業をしていたこともあり、わたしがわたしとしてSNSをしていることが当たり前の世界でした。なんのこっちゃ、という感じかもだけど、わたしはこれまでインターネットという仮想空間ではハンドルネームを使って、現実世界のわたしとは別のわたしとして生きていたわけです。(この時点で10年ほどの時間をそう過ごしていた。)

だからインターネット世界にいるわたしと現実に住まうわたしをイコールで結ばれると困るというか困惑してしまって「え、待って、全然意味がわからない! インターネットのわたしはわたしだけどわたしじゃないの!」とめちゃくちゃ混乱しました。

リアルの人がインターネットにやってきた、みたいに言われたこの時期に私の中でも匿名で温かかったインターネットの世界はどんどん変化します。より現実社会に近いものになっていきました。

ビジネスとTwitterとわたし

仕事でSNSに触れるようになると、Twitterの立ち位置はガラリと変わりました。フォロワー数やリーチ数みたいな数字が重要視される世界でもあるし、カリスマ性みたいなものを発揮する人に人が集まる(フォロワーとしても、実際のイベントにしても)。ただ推しに対する感想を述べていただけのわたしは、Twitterをビジネスツールだと声高に叫ぶ人を見ては正直「なんだかなー」と思っていました。

とはいえ、このころからわたしも物を書いて仕事をしたいと考え始めて、ライターとして半実名のアカウントを動かすことにします。でも失敗するんですよね。やっぱり現実のわたしが言わなくてもいいことを言ってしまったり、距離感を誤ってしまったり。わたしの思っているインターネットはもうないから、アジャストしないといけないのはわたしなのだけど。

そうして何度か失敗して至るのが今。今も失敗するけれど、ビジネスツールとしてのTwitterを理解しながら、心地よい距離を保って現実世界としてのわたしもTwitterを楽しんでいます。

おいしくてすてきなお菓子と、心地よい生活を目指すわたしのアカウントはこちらです↓

まとめ

基本的にね、Twitterが大好きなんですよ。だってほら、10年もやってるし。それにツイッタランドでは自分が気づかなかった意見を知れたり、ときめくものに出会えたりもする。

でもたまにちょっと疲れちゃう。そういうときはだいたいわたしがSNSに近づきすぎているから、ちょっと距離を置いて目の前のことをたいせつにするようにしています。そう気づくまで10年かかったね。遅いか。遅いかもね。でも気づけてよかった。

これからもわたしの住まうツイッタランドが平和な場所でありますように。



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