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憧れが色褪せるとき

とてもお世話になった先輩がいた。

転職してすぐのわたしの仕事への意欲を買ってくれて、新しい業界での仕事のあれこれを教えてくれた、とてもお世話になった先輩。困ったときは助けてくれたし、わたしもずっと頼りっぱなしだった。

しばらくして、先輩は会社をやめて独立する。わたしも、それからしばらくして自分の結婚を機にその会社を去った。

時を経てフリーランスになったわたしにも、先輩はいくつか仕事をくれた。ありがたい気持ちだったし、会社をやめてもこうやって続く関係性にとても感謝している。

ところが、だ。

このごろ先輩と仕事をしていると、どうも歯車が合わない感じが否めない。先輩の言っていることがほんの少し古く感じられたり、昔は比較的自由に仕事をさせてもらっていたはずなのに今は少し縛りがきつく感じられたり、なんというか、あのころの信頼や憧れや尊敬みたいなものが、ぐらぐらしてしまっている。

こういうときは距離感が近すぎているんだとわたしは判断するんだけれど、かといって仕事上すぐに契約をストップするわけにもいかない。してもいいんだけど、あまりに角が立ってしまう。


ああ、こういうことになるから、憧れとか尊敬とかそういう感情をむやみに持ちたくないんだよなあ。こんなふうに絶望に変わる日が来るくらいなら、最初からそんな感情知りたくないのに。

なあんて思ってしまう今夜は、きっと疲れてるんだろうな。


おやすみなさい。
明日は6時半起きです。もっと寝たい。

読んでもらえてうれしいです!とにかくありがとうと伝えたい!