軽躁状態はダメなのか?

 答えは必ずしもダメじゃない。確かに軽躁状態は他人には迷惑がかかるが、優れている部分もある。
 頭の回転がよくなる。軽躁状態で界王拳1.2〜1.5倍くらいで、躁状態で界王拳1.5倍以上くらいだろうか。しかし頭の回転に体が追いつかない感じがするし、ひどく疲れる。
 創造性が上がり、アイデアが浮かびやすい。文章を書く時などには有利に働くので、軽躁状態の時に執筆して、うつ状態の時は休んで回復を待つ文豪もいる。
 私にも軽躁状態を持続させるのが最適と考えていて、アイデアを書き留めていた時期があった。フラットな時にアイデアを見返すと、半分以上は実現不能だが、よくこんなアイデアを思いついたものだと関心することもあった。
 ただ私は精神科医です。軽躁状態やうつ状態の精神科医に診てもらいたい患者さんはいない。精神科医に過度の頭の回転や創造性やアイデア力はいらない。精神科医としてバリバリ働くために、私はフラットな状態を維持することを今の目標にしている。
 このnoteも軽躁状態ならもっと面白い表現ができたかもな、と考えながらフラットな(はずの)私が書いています。

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