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草加健康センターに行ってみた

・訪問日、8月10日(金) 8月27日(月)

相変わらず僕の中では「東武伊勢崎線」としてしか認識していない「東武スカイツリーライン」の獨協大学前駅(旧草加松原駅)から無料送迎バスに揺られて「草加健康センター」へ。

初訪問は8月10日。お盆前の平日ギリギリなので、混まないであろう朝から行くつもりだったのだが、いろいろあって午後のの混み合っている時間帯についてしまった。
お盆はこのスパ銭に行っても、混んでいて快適ではないだろうから、行かない予定にしていたので、慌てて行ったような感じに。
サイトでWebクーポンを配布しており、通常時間帯は1200円で入れるので、これを準備していったが、僕の目の前で値段表が17時からのゴールドタイムサービスの999円に変わった。時間は気にしていなかったので、ちょっとラッキー。

見た目はよくある、ちょっと古めの健康センター。客層もこれまで僕がたどったスーパー銭湯施設と比べると、年齢層が高めな印象。
それにしても、金曜日の夕方ということを差し引いても、思った以上にお客さんが多い。しかもこの日は、元戦隊ヒーローの役者を中心に、スーパー銭湯などでステージを重ねている「純烈」のステージが重なり、女性客も多かったようだ。
僕としては、あまり混み合ったスーパー銭湯に行きたくないので、ちょっと失敗だったかなぁと、思いながらお風呂にむかった。

手渡される館内着セットには、館内着と浴用タオルとバスタオルが1枚ずつ。標準的。ロッカーは少し古めのタイプで、狭い。
最近のスパ銭では縦長タイプのロッカーが多いのだが、スチールロッカーの上下タイプ。僕はシワになって困る服を着ていないのでいいが、スーツでこのロッカーを使ってシワを作らないのは、非常に困難だろう。
あと、ロッカーの番号は、靴箱の番号と同じなので「奇数は上段、偶数が下段」と覚えておいて、好きな方を使うといい。

ロッカー内のハンガーは、肩が十分に出た良いタイプのものだが、狭いロッカーで無駄に幅をとっており、ロッカーの外に出している人も多数。ぶっちゃけ、針金ハンガーのほうが使いやすそうだ。邪魔ならハンガー置き場があるので、そこにかけてしまえばいい。
歯ブラシとカミソリが少量しかないことが気になったが、これはカウンターに大量においてあるので、受付のついでに持ってくるのが基本。

さて、湯船へ。
湯船はバラエティに富んでいる
そして、そのお風呂のすべてが「ガチ」である。
浴槽全てに手抜きがない!

十分に体を洗ってから、最初に漢方の「効仙薬湯」に入る。2分も浸かっていると体中がじんじんと熱くなってくる。特にチンコのあたりはピリピリした軽い痛みにまでなってくる。
薬湯から出て、休憩をしても、ずっと体中じんじんとしている。何度か浸かった後に、思い立ってサウナに入ってみたら、思った以上に体が熱く感じて、あまり入っていられなかった。サウナとの相性はあまり良くない。
なかなかここまでしっかりと「効いた」と実感するお風呂にはお目にかかれない。館内着に着替えて休憩する前や、帰る前の最後のお風呂として浸かるのがいいだろう。

草津から源泉を直送している「露天草津温泉」は、しっかりと硫黄の臭いを感じることのできる温泉である。
都心というのは地下水が多く、どこを掘っても温泉が出るとは言われているが、その一方でその大半が塩泉であり、なかなか硫黄泉にはお目にかかれない。
硫黄の臭いを嗅ぎながら温泉に浸かっていると、ほのかに旅情感を感じることができる。

そして不感温度で温めの「高濃度炭酸泉」。
これはそれほど珍しくなく、今や都心のスパ銭でもおなじみにはなっているが、花王のバブに異様に憧れた世代の僕にとっては、あったら嬉しいお湯の1つである。

そして最後に、これはすべての湯船に言えるのだが、多分いままで行ったどこのスパ銭よりも、大量にオーバーフローさせているように思えた。
オーバーフローとは、要は湯船のお湯を溢れさせて排水することである。この排水が充分でないと、他の人の肌についた髪の毛や皮膚が、長い間湯船に浮かぶことになって不衛生である。実際、他のスパ銭では、髪の毛などが気になることもある。
特に、薬湯や草津の湯、そして炭酸泉というような、付加価値のついたお湯の場合、その成分をあまり薄めないように、オーバーフローを控えてしまう施設も多い。
しかし、草加温泉センターでは惜しげもなくじゃんじゃんお湯を流しているのである。もちろん流した分だけ、お湯を追加する。すると成分を薄めないように漢方薬や草津源泉の投入量は増える。すなわちコストがかかってしまう。
それでも、衛生的なお風呂を維持するために、オーバーフローを惜しまないその姿勢は、とても好感が持てた。

サウナは多分50人位が入れるほどに広いし、どこに座ってもしっかり熱い。
ここでは、ハンディの送風機を利用した「爆風ロウリュ」が名物になっている。
タオルやうちわでのロウリュに比べると、吹き出し音も大きいし、風情も無いのだが、それでもこの広いサウナでしっかりとしたロウリュサービスをしようとすれば、機械でやったほうが合理的ではある。
そして何より掛け値なく熱い。ガッツリ汗をかける。さっと汗をかいて、さっと出る。情緒より実を取るサウナーにはおすすめである。
あと、水風呂が露天なのは素晴らしい。個人的にはバイブラ(底から空気がボコボコ登るやつ)は不要だと思うが、夏場でもしっかり冷たさを感じられるのもバイブラのおかげだろう。

休憩室。
普通のテレビ付きリクライニング。
最初から毛布が畳んでリクライニングチェアに置いてあるため、使った人がそのまま毛布を置いていってしまって、席取りのつもりなのか、誰もいないのか、判別が付きづらいのが玉に瑕。
隣に人がいれば一声かける。隣に誰もいない場合は、毛布以外に何も置いていなければ、勝手にタオルを片付けて、寝っ転がってしまって大丈夫だろう。

食事処。
賑やかなのが良ければカラオケもあり、イベントも行われる1階の大広間へ。友人同士の会話に花を咲かせたければ3階のレストランへ。スパ銭によっては、素人カラオケの音を聞きながら料理を食べるしか無いところもあるので、選べるのはうれしい。そしてどちらでも同じメニューが食べられる。
メニューは気取らない居酒屋的メニュー。料金もスパ銭としては標準だろう。

その他の施設については、ゲームコーナーはいわゆるゲーセン仕様のよくあるビデオスロットとパチンコ台。いわゆるレゲーの類は1階に「in1」系の台が1台ある。あと3階にドンキーコングのテーブル台がある。つか実質喫煙室。

全体的な満足度としては、お風呂に関しては非常に高い。サウナも十分に満足できる。
僕は基本的にサウナより湯船派なので、湯船のしっかりしたお風呂はとても嬉しい。リピートは確実だ。

8月27日にも行った。
この日は10日と違って朝からゆっくりさせてもらった。
炭酸泉が故障で入浴剤入りの不感温度のお湯になっていたのが残念だったが、それでも薬湯と草津の湯だけで、十分に満足できた。
リピート確定なので会員証を作ったら、8月が僕の誕生月ということで、入場料が無料になった。その分、食事処でお酒を飲んで還元しておいた。
この日はメインを草津の湯にして、帰りはざっとかけ湯で流して帰った。

その日の夜、眠っていたら、なんか夢の中で臭いを感じた。朝起きてよくよく臭いをかいでみると、自分の胸のあたりから硫黄の臭いがした。あー、これ硫黄分が流されずに残ってるから臭いんだ……
次からは帰る前は、かけ湯だけではなく、白湯なりジェットバスなりに入って、全身の硫黄分をしっかり流してから帰ろう。

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