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アイデア帳3月13日|地方創生について

地方創生って、、、

地方創生って一部では一時期ホットなキーワードになってましたが、創生って意味知ってました?

●創生
[名](スル)初めて生み出すこと。初めて作ること。

ってことは地方創生っていうのは、地方を初めて作るってことなんですよね。地方を作るって、んー、ちょっとよくわからないので頭の良い人たちに教えてもらいたいんですが。(なんか事業構想さんのページに色々とまとまってます!)

ここで言いたいことと言えばおそらく、地方の活性化ということでしょうが、今っておそらく経済の停滞化と世代交代が一番うまくいかない時期が重なってしまっており、どうにもこうにもいかないのが実際のところなのではないかと思うわけです。

経済の停滞化に関しては、身に染みて実感するように、少しずつ値上げをしながら少しずつ小さくなっていくコンビニのおにぎりやパンであったり、日経平均株価と企業の内部留保は続々と上がっているのに、一向に上がらないサラリーマンの給与。

コロナ禍でばら撒かれてはいますが、止まらない失業者の数。

またテレビ業界を覗き見てみればわかるように、そこは特におじさんやおじいさんたちが白髪染めをすることで若く見せ、国民の意見を代弁してくれる人だけを残した閉じた世界。ぽっと若い才能が出てきたり、自分たちと違うことをやろうとしてる人たちを袋叩きにする、所謂「いじめ」を正当化しながら妙な影響力を持ってしまっている人たちが作り出す世界。

革新を排除して保身保身で自分たちだけを守っている人たちに蝕まれている世界がさらにウイルスによってより一層蝕まれている中で、地方を創生するという言葉をつかうということは新しい世界を比較的邪魔者たちがいない地方から作り始めて行こうということの現れなのかもしれません。


そんな言葉遊びは置いておいて、さて地方創生ですが、地方の活性化であったり、持続可能な〇〇的な健康的な言葉が並ぶ傾向が多く、外部から人を取り込んで地場の産業とマッチングさせて、経済を回していく的な施策が多いようではあります。

2019年までの観光事業の中でよく言われていたことが、日本の伝統工芸品を扱っている業者や、自治体が
『日本人にはこの良さがわかってもらえないから外国人にわからせてやる!』
的な意気込みで、観光誘致と一緒に必ず地方の伝統工芸品がセットになっていたのを見ていたものと同じことを、地方創生には感じています。

要するに、近くの人たちにはわかってもらえないから外に出ていく、ことが成功の秘訣と思い込んでしまっている人たちが一定数いて、その人たちがいきなり地方の一事業であったところから、全国に向けて、誰に向ければいいかもわからずやってしまっている事例が実際は多いんじゃないかな。

でも実際に、地方創生というか、地方の経済や事業者に必要なことって、自分たちの経済を自分たちで精一杯回し切ることであって、まずは自分たちの周りの地域の人たちに価値を最大限に発信して、信用力と経済力をつけたところに、ひょいっと外部の人が来た時に招き入れてあげられる懐の深さを持つことなんではないかなと思うんです。

自分たちの料理が売れないのは場所のせい、ってことが努力不足だって言わざるを得なくなってる現代において、売れないのは自分たちの料理がダメで、地元の人たちからも顔馴染みくらいにしか見向きされていない現実に目を向けないといけないかなと。

例えば静岡のさわやかっていうハンバーグ屋さんってご存知ですか?静岡といえばさわやかって言われるようになっている理由って、本当に美味しいものを提供しており、ドミナント戦略を行って静岡県内のみに店舗を広げることで、静岡県民ならば誰もが知っている店舗になり、静岡県出身の人が静岡ならばさわやかということで広告塔になり、県外からも訪れる人気店舗になっています。(その証拠に2020年度のの売り上げが65億とウェブサイト情に公開されており、静岡県内に34店舗あるので、1店舗あたり約2億円も売り上げていることがわかります。)

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これを見てわかるように、近くにいる人たちを喜ばせてコアなファンにしていき、コアなファンの人たちがマイクロな広告塔になって更にその周りの人たちを喜ばせるというような連鎖を作り出すことで、遠くの人たちにも認知をされて、本当の意味での地方の活性化に繋がるのではないでしょうか。

これって観光にも言えることで、地元の人たちが集まるところが観光地になり得やすいのかなと。もちろん地元の人たちはあまり行かないけど、観光客がすごく集まる場所もあります。しかしながら基本的には地元の人たちが、春にはここに行って、夏にはここ、秋はここに行って、冬はここというようにその地方に住む人たちの暗黙知になっており、繰り返し行くところという場所が観光地になっていて、

旅=確認作業となって久しい今の世の中だと、地元の人たちが集まる場所x写真に映える場所のかけ値が大きければ大きいほどより観光客が集まるようになっているケースが多い気がします。

色々なまちづくりコンサルタントみたいな立派な肩書きの人たちが地方創生について語っていますが、マイクロな経済圏で今の潮流にあったビジネスをそれぞれが行えるようになれば、勝手に経済が活性化していき、若い人たちが東京や大阪、福岡などの大都市に奪われてしまうというようなこともなくなるのではないでしょうか?

お店を出せば勝手に人が来てお店が繁盛するという時代は終わっていることに気付き、自分たちに合った適切な方法を続けていくことが大事ですね。

というのを考えると一県一県にめちゃくちゃ儲かっているスター企業を作り、その競合となる企業群を作り出せれば面白そうな気がします。どの県にもめちゃくちゃ儲かってる地場産業はありますけどね、もっとわかりやすい形で若い人たちが憧れるような企業があると良いなと思います。

それではー。

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