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Indeedの強み・弱み

お疲れ様です。今日は昨今CMをバンバン流しているIndeedについてお話したいと思います。今までの掲載記事を読んでもらっている方はもう薄々お気づきかもしれませんが、私の現在の職場ですね。なので、ちょっと詳しく書かせてもらいます。結構、贔屓が入っていると思いますが、そこは愛社精神があるということで許していただければと思います。

Indeedは2004年にアメリカで始まったサービスで、現在、28言語で60ヵ国以上、世界でおよそ2億5000万人の月間ユニークユーザーがいます。アメリカでは65%の転職者がIndeed経由で転職しております。日本では未実装ですが、本場アメリカでは多くの求職者が履歴書を登録(あのLinked Inより多いです。)しているので、それを利用したスカウトサービスも多く使われています。

そんなIndeedの最大の特徴はGoogleやYahoo!と同じように検索エンジンで、かつ求人に特化しているということです。なので、Indeedを使うだけでインターネット上に公開されている全ての求人を探すことができます。その数の威力はすごく、GoogleやYahoo!で「職種 エリア 求人」と検索した場合、その求人掲載数の多さをGoogleやYahoo!が評価するので、無料広告の検索結果上位1〜3位の80%以上がIndeedで占められているというデータがあるほどです。その結果、日本でのIndeedの月間利用者数は2400万人を超えており、他媒体さんの利用者数とは比較にならないくらいアクセスの多いサイトとなっております。

次の特徴は、キーワード検索であるということです。今はキーワード検索できる媒体さんも増えておりますが、Indeedではキーワード検索を用いて欲しい人材にアプローチすることが可能です。例えば「体育会系の人材が欲しい」というニーズがあったとします。その際、投稿する原稿に「体育会系だった人も活躍しています。」などと入れると、求職者が「体育会系 東京」などと検索した時に検索結果に表示させることができます。また原稿はいつでも編集できるので、仮にもっとこういうキーワードを入れた方が良いなと感じたら、いつでも付け加えることができます。このように適宜キーワードを消したり加えたりしながら、欲しい人材にアプローチすることができます。

最後の特徴はクリック課金という課金システムを取っているところです。クリック課金というのは求人が実際に見られて初めてお金がかかるというシステムです。媒体さんは基本、掲載期間に応じて一定の金額を取っておりますが、Indeedは有料で掲載した場合でも掲載自体は無料で、求人を見られて初めてお金がかかります。また、そのクリックされた時の単価(見られた時にかかるお金)も毎回変動します。つまり、上限のクリック単価は企業さんに決めていただきますが、その範囲内で競合他社や求職者のアクセス数等も考慮して単価は毎回変動します。なので、上限クリック単価を100円に設定した場合、その時々によって100円でクリックされることもあれば80円でクリックされることもあります。企業さんはこれによって無駄な出費を抑えることができるのです。

良いところばかりいって申し訳ないですが、もちろんデメリットもあります。それは確実性がないということです。人材紹介業者さんと違い、Indeedはお金をかけたからと言って、確実に取れるといった保障がございません。また、これは他の媒体さんも同じではありますが、求職者の質というのも保障できません。後、外資なので値引きがないです。

ただ、日本は今後、益々の少子高齢化と人口減少が進んでいくでしょう。求職者のインターネットリテラシーも向上し、企業側が求職者に接触を始めた時にはもう色々と調べた上で意思が固まっているということも増えてくるでしょう。企業は益々自社の魅力を能動的にアピールし、求職者の先手を打って接触をしていくことが求められます。Indeedはそんな企業さんにネットメディアの露出場所を提供し、またここではお話できませんでしたが、企業ブランディングや分析ツールの提供といった点でお役に立つことができるでしょう。

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