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【人】の支援をするということ

こんにちは。求道よみと申します


私は、
一人のケアマネジャーとして、
一人の【終活】の周知を行う者として



認知症などが原因で判断能力が
低下してしまった方への支援について


簡単に扱えることでなく
慎重に進めていく必要があると
常々考えながら業務を行っています

名古屋高裁が異例の認定判決! 
認知症女性から家族を奪った悪しき成年後見制度

新聞記事のタイトルです
改めて考えさせられる記事
とても複雑な思いで読みました



成年後見制度

【法定後見制度】と【任意後見制度】
ご本人の
事理弁識能力の有無によって異なります

自分がその行為をすると どのような結果が生じるのかということを理解できる能力

その能力が不十分になってしまった後、
法律のルールによって後見人を指定する制度、
【法定後見制度】では
その指定者は、【家庭裁判所】となります

※本人の事理弁識能力によって
【後見】【保佐】【補助】という
3つのサポート体制があり
【後見】>【保佐】>【補助】
順序で手厚いサポートが行われる

将来的に認知症などになってしまう時に備え
あらかじめ後見人となる人を定め契約する、
【任意後見制度】では
その指定者は【本人】となります


高齢者虐待防止法

介護施設、家族による
高齢者への虐待を防止するために
定められた法律


【介護事業者】、【市町村職員】
【地域住民】 それぞれが
具体的な取り組みを進めています


私たちには
【通報】の義務、
【報告】【相談】の
取り組みが必須です


ケアマネジャーとして、
【終活】を周知する者として

今回の新聞記事の内容は
認知症高齢者に密接に関わる
私たちにとって
いつでも起こりうる
事例ととらえました


慎重に取り扱わなければ
人権に関わる問題


片方のお話だけに耳をかさず
必ず皆さんのお話を確認する


必ず皆が同じ方向を向いて
その方の介護ができるようにする


介護力が不十分なら
皆と一緒に検討する
その手間を絶対に惜しまない


そのために、
介護保険サービスを開始する際
【重要事項説明書】内容に了承いただき
署名、捺印をいただく
その内容の理解をもって
【契約書】内容に了承いただき
署名、捺印をいただいて
契約締結を完了する


その時は、
しっかりされているご本人であっても
必ず身内や関係する方にも
内容の把握をお願いする


『初めまして』の
私たちには分かり得ない
色々な関係性があるとしても
私たちはいつでも
【私たち自分自身】の
行動に責任をもち、
【私たち自分自身】を
一番に守らなければならない


【人】の支援をする者として

私が受け持たせていただいている
50名の要介護・支援の方々


ひとりひとり全く違うタイプであり
疾患や認知症状、身体状況もさまざま
生活環境、協力体制
すべてが全く違います


挨拶もろくにできない息子さん
強い口調で話す娘さん
介護サービス側に苦情が絶えない方


そのような方はごくごくまれで
私はまだ皆さんに恵まれている
ケアマネジャーです


皆さんの生活スタイルも
異なります
連絡をとる方法も
きちんとわきまえたうえで


様々な事例を教訓として
これからも
支援を必要としている方々
心身に負担を抱えている方々との
繋がりを大切に
業務を行っていきます






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