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たらいまわしを防ぎたい  のですが

こんにちは。求道よみと申します


私は、
居宅介護支援事業所で
ケアマネジャーとして働いております


まさに4日前にお受けしたご相談と
似たような内容の記事を拝見し
自身の振り返りと
対応力について考えております


(2020年7月1日 07時22分  東京新聞)



遠く離れた地域で
母親が一人で暮らし
先月上旬に胸椎圧迫骨折で
現在入院されているという


私の事業所に相談に来られた女性は
その方の娘さんです


病院から【退院】の話があり
これからは
娘さんが住むこの地に連れてきて
介護をしたいと話されます


遠く離れた地で
お母さまは一人で暮らし
デイサービスに通い
ヘルパーさんからは
毎日支援を受けていたといいます


お母さまには
担当のケアマネジャーさんがいる

遠く離れた地で
娘さんは
これからお母さまを
介護すると言いながらも
平日は忙しく仕事をしているので
一緒には住めないと話されます



私の所に相談に来られた娘さん


ここに辿り着く前に
地域包括支援センターに行かれたり
施設の紹介会社にも相談をされ
有料老人ホームも見学されていると言います


お母さまとは一緒には住めないので
有料老人ホームや
グループホームを検討されていらっしゃると


入院しているお母さまが
とてもとても心配で
早く退院させてあげたいと


色々な情報を
この1か月の間に得て
結局何が良いか分からず
私のいる居宅介護支援センターに
駆け込んでこられた様子です


あちこちに相談をしたあげく
結局皆が事務的で
どうしたらよいか分からないと
娘さんはおっしゃいます


入院先のMSWさんには不信感をいだき
相談した地域包括支援センターや
見学した有料老人ホームを
事務的と非難される娘さん


目の前のこの娘さんに
私ができること

ご希望されていらっしゃる
グループホームについての
各施設の情報をお伝えする


グループホームに空きがない場合の
在宅サービス利用についての
さまざまな提案と
その時に相談したい事業所を紹介する


2時間以上たて続けに話をされる娘さんは、
『で、あなたは何をしてくれるんですか?』と


そう娘さんに問われた私


『あなたから熱意が感じられない』
『結局、包括と同じ』と



私は、
40名の要介護者
4名の要支援の方を
担当させていただいてます


担当させていただいている方々が
今後、
グループホーム入居のご希望をされたり
有料老人ホームなど
施設入所の申し込みを希望されたり
緊急にショートステイや
施設入所の対応を迫られたら
私はものすごいパワーを注ぎ
皆さまがご自身のお考えで
【決定】できるように
関係機関と連携を図るでしょう


皆さんの目で見て確認してもらえるように
各施設の見学をお願いし
職員の方からお話をうかがっていただき
その環境を感じてもらい
自分たちで考え決定してもらえるように
皆様と施設をつなげる努力を
仕事と考え行うでしょう




お母さまにお会いしていない私は
これからこの娘さんに
どのように協力して差し上げようか
そう考えていましたが



近隣のグループホームの
空き状況を確認して
娘さんにお伝えし
遠く離れた地で
お母様を担当されていらっしゃる
ケアマネジャーさんと連絡をとり
こちらのグループホームの情報をお伝えしました




介護保険は複雑で
分からないことが多い中
皆、混乱されることでしょう


そして
居宅介護支援事業所の
ケアマネジャーとして
私は正直へこんでしまいました




問い合わせをした
グループホームから
昨日、娘さんが見学にいらした旨
ご連絡をいただきました


今まで担当されていらっしゃる
お母様のケアマネジャーさんから
情報をいただきながら
入居に関わる手続きを進めているので
求道さん、安心してください
と、グループホームの方がおっしゃいました



受け持たせていただく
担当の方でなくても
いただいたご相談には
全力で向き合いたいと思います
でも、
担当させていただいている方々の事でも
なかなか忙しくしておりますので
私も割り切って仕事をしなければ
心が折れてしまいます


そう感じました




気持ち新たに
皆さまの支援に努めさせていただきます














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