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夫婦カウンセリング:あいさつのできない89歳の男性のとった行動とは?-連載15
今からする話は、ちょっと変わった話になりますが、かつて2回同じような話があったわけです。
(1)俺はもう89歳になるんだよ。今更この歳で挨拶なんてできない!
この御年になって離婚なんて無いと思うかもしれませんが、時折80代のご夫婦のカウンセリングを行うことがあります。
この歳になれば、かつての夫婦の問題は薄れてしまっていると思われるかもしれませんが、それは無いと考えた方がよいのかもしれません
離婚後&別居中の生活費(婚姻費用)、そして交渉方法について具体的に考えてみよう! --連載11
(1)お金は重要でも、どうしても離婚をしなければならない状況がある離婚にあたって考えるべき最重要点は、離婚後の生活費と子どもの養育環境についてではあります。
ただもちろん、お金は重要だけど、それを差し置いても離婚をしたい気持ちが強いということは、
(1)もう気持ちが持たない
(2)これ以上一緒にいれば子どもにも影響する。
(3)仮に自分がメンタル的にも厳しくて働けないような状況になれば、それこそ
夫婦生活の拒否は離婚原因になるのでしょうか?色々と事情はあるのですが--連載10
(1)相手方配偶者から(夫婦生活)セックスレスを理由に離婚請求をされています。確かに、もう何年も夫婦生活はありませんが、お互いに求め合わなかったですし、夫婦の問題として話し合ったこともありません。けれど、相手方は離婚のみならず慰謝料も払えと言っています。払う必要はあるのでしょうか。また自分が悪いのでしょうか。色々と理由があるので、単にセックスレスだけを理由にされるのは違うように思います。
上記の
浮気(不貞)の原因は夫・妻にあるのに、私が悪いのですか?慰謝料も請求されるのですか?--連載09
(1)浮気をした方の自分都合の言い分「私が浮気をしたのは、私の責任じゃない!」「そもそも夫婦関係は破綻してるんだ!」という話はよく耳にします。批判するつもりではありませんが、当職としては、「婚姻関係がある身なのだから、順序は守る必要があるんじゃないの?」「離婚をしたければ、そういう相談とか、別居とか、話し合いとか事前にすべきことってあるんじゃないの?」と思うことがあります。
確かに、話を聞いてい
夫婦問題での相談です--私の場合は慰謝料請求できますか?それもとされますか?--連載08
離婚時の慰謝料については分かっているようで分かりづらいものです。まずは、どういった場合に、原則として、法律的に慰謝料が認められるのか、というお話ししましょう。
(1)法律的に相手方配偶者に慰謝料請求ができる場合って?さて、なぜ離婚に伴って慰謝料が認められるのかと言えば、簡単に言うと、婚姻関係というのは法律にも記載のある通り、守られている存在なわけです。
その法律でも守られている夫婦関係を破綻させ
義父母とはそりが合いません。離婚は認められますか?--連載07
(1)Question:相手方の両親と、そりが合いません。何かにつけて干渉してきますし、まるで私が義父母の所有物や下働きのように扱われています。もう限界です。離婚は認められますか?Answer:
義父母との関係性の悪さから、離婚を決意される方は大勢おられます。
そういった方の場合には、
(1)相手方配偶者が、間に立ってくれないばかりか
(2)義父母と共にこちらを責めてくるといったことも多く、
一概
意外とできない強制離婚 ~裁判と労力と時間と費用との折り合い--連載06
(1)そもそも強制的に離婚を成立させられるのか?
たとえ法定されたような離婚原因があっても、日本の裁判制度からすれば、家庭問題に関しては幾つかの例外を除き、必ず調停を経なければ裁判にすることはできません(調停前置主義)。
ですから、まずは、夫婦での話し合い、それができなければ調停、裁判というステップを踏まざるを得ない以上、どういった理由があったとしても、すぐに裁判離婚というわけにはいかないわけで
同居義務違反ってなんなんだ!私って間違ってますか?--連載05
前回の連載04では、民法770条の法定された離婚原因というものを見てまいりました。今回は、その延長として同居義務や同居義務違反についてお話をしたいと思います。これについては出て行かれた相手に対して「同居義務違反ではないのか?慰謝料は認められるのか?」、または出ていった方からは、「同居義務、扶助義務違反になってしまうのですか?」というご質問が多いものです。そして、単に同居を拒めば同居義務違反であると
もっとみる裁判で離婚が認められる5つのポイント--連載04
裁判で離婚が認められるのは、大きくいって以下の5つの場合になってきます。夫婦関係の修復を目指している方も多いと思いますが、そういう方でも、知っておくべきポイントになるかと思います。
(1)裁判で離婚が認められる5つの場合1. 配偶者に不貞な行為があったとき
2. 配偶者から悪意で遺棄されたとき
3. 配偶者の生死が3年以上明らかでないとき
4. 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込み
離婚と修復前に考えるべき事編-連載03
どちらを望む場合でも、離婚の知識は持っておきたい最初は知識的な話になってしまいますが、今後、離婚と修復を進めてゆくにあたって、どのように交渉・駆け引きをしてゆくべきかという点に関しては、どうしてもテクニックだけで話しを進めることはできません。正確な知識が必要となってきます。
知識のない交渉は、その場限りのハッタリで終わってしまいます。それは、離婚だけではなく、修復を考える場合でも同じことだと思い
伝えたいのは、夫婦問題の法律の知識ではなく、進めてゆくための知恵だよ! 連載02
こんにちは。マツウラです。これから連載していく記事の概要を伝えていきますね。
[1] 不必要な法律知識をそぎ落とし、本当に必要と思われる離婚と修復の知識と使えるテクニックを記載
[2] 道標となるべく、離婚を決意する“前”と決意した“後”、そして修復のためにしてはいけないこと等に分けて編成し、順を追って進めてゆけるように記載
[3] 内容証明郵便での慰謝料請求や公正証書(離婚協議書)を専門家
誰だって夫婦問題は揉めずに解決したい-連載01
気がつけば、夫婦問題(離婚と修復)に関わって、受けた相談は2万件を超えています。
僕は、離婚も修復も、どちらがよいとか、そういう事は思わないようにしてきています。お互いに、想いはあるはずだから。
だけどね。できるだけ、争いとか、勝負事とか、そういう事は避けて、夫婦としての、よりよい方向ってなんだろうっていう、そういう事を考えながら進めていってもらいたいと思っているわけです。
もちろん、そんな