抽象化と再構築-4

オレオレ理論でゲームを作る方法

今回は「独自のゲーム」を作るための方法としてオレオレ理論の構築方法を紹介します。

■1. 調査・観察・理解

この段階では、まずは対象を理解するところから始めます。
具体的には以下のことを行います。

・流行りものを理解する
・作りたいジャンルを理解する
・作っている自分のゲームを理解する

自分がその分野に詳しくない場合は、専門家や詳しい人に聞いてみるのも良いです。研究する対象は、"最も有名なモノ" や "最も売れているもの" も毛嫌いせずに調べます。
自分の作ったゲームを分析するのであれば、テストプレイを繰り返して、どういう動きになっているかを正確に理解するよう努めます。

ここで深い理解をしておくと、後の工程の精度が上がります。
もし理解が不十分な状態から始めると、後の工程が無駄になる可能性があります。ただ、調査しすぎて先に進まないのも問題なので、ある程度把握できたら次のステップに移ります。もしくは次に進んだ後に戻って調査し直すのも良いです。

■2. 抽象化・概念化

理解した情報を分解します。

「なぜ?」「どうして?」「どういう理由で?」
「どういう訳で?」「なにゆえに?」

といったように、自分の印象や感想に対して "疑問を投げかける" ようにします。

どういう理由で多くの人に受け入れられるのか?
どうして自分はこのジャンルが好きなのか?
なぜ自分のゲームは面白くないのか?

ポイントとしては「抽象化」「概念化」を意識して分解し、要素を取り出すことです。さらには他人の意見を鵜呑みにするのではなく、「自分だけの言葉」で説明できるとよいです。

自分のゲームを分析する場合は、文章や図にしてみるのも良いと思います。

■3. オレオレ理論の構築

2で抽象化した概念を結び付けてみます。もしくは仮説を立てて検証します。
もし、どの組み合わせもうまくいかない場合は、「散歩」したり「お風呂に入る」などリラックスした状態で考えます(※考えることをやめないでください)。

それでもうまくいかないと場合は「1. 調査・観察・理解」「2. 抽象化・概念化」に戻って分析をやり直します。

■参考ページ

アイディア作りを、理解→分解→再構築と考えてみる


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