【考察】GO HOMEはゲームオーバーにも意味がある【ホラーゲーム】

こんにちは。最近GO HOMEという面白いホラーゲームが流行っていますね。操作方法やクリア目的は明確なのですがシナリオが難読だと話題です。
そこで今回私なりの考察を記事にしてみました。よろしければぜひご覧ください。
それではどうぞ。

臨死体験ではなく過去回想

これは少女の臨死体験ではなく大人になった主人公の回想であると思われます。事故発生後少女は1人であの家に住んでいました。しかし現在取り壊しが決まってしまい耐えられなくなった主人公は、屋上から飛び降りる前に当時の事件を振り返っていると思われます。
なぜそう言い切れるのかと言いますと、異形の正体となぜゲームオーバーになるのかについて考えてみればわかっていただけるかと思います。

異形とゲームオーバーの正体

回想に登場してくる異形は全員事故で失った関係者であると思われます。エンディングで像に載っている首なし男は父親であることが示唆されているためです。これは恐らく事件によって頭部を激しく損傷したのでしょう。(また下部分が像なのは男性のシンボルを表現している?)
またその異形にぶつかってゲームオーバーになるのは振り返った記憶の懐かしさに耐えきれず屋上から主人公が飛び降りたことを表現しているのだと思います。(先の首なし男を例にとると、「あぁ父とこの道をよく歩いたなぁ。懐かしいなぁ…」など)
このように考えると回想であることの証明になると思います。臨死体験だと父親と母親だと思われる遺影があるのはおかしいですからね。
また回想の中で家の前で主人公の飛び降りに巻き込まれゲームオーバーになってしまうシーンがあります。あれは過去に耐えきれずに飛び降りそこで回想が終了したことを表現しているのだと思います。

クラウディア=主人公

またクラウディア=現在の自分であると思われます。
なぜ少女の後ろからクラウディアが追跡してくるのか。それは過去の自分を記憶で追っているからだと思われます。
その中で少女を激しく襲って来て捕まるとゲームオーバーになってしまうのは、主人公の衝動的な悲しみを表現しているのではないかと思われます。
また家の中にまで入ってきたのは我が家を振り返りながら「ここはもう私の家じゃないんだ」と自答しているんだと思います。

クラウディアはなぜ金魚に似ているのか

事故直後の少女と家で一緒に過ごしてくれる存在は金魚しかいませんでした。
その中で少女は寂しさを紛らわすために金魚とずっと見つめあっていました。
クラウディアは過去の自分を追跡する主人公の化身です。それは少女を見つめる存在であるということであり、金魚が行っていた行動と同じです。
そのためクラウディアと金魚のビジョンが重なっているのではないでしょうか。

最後のシーン

最後クラウディアが屋上から事故直後の場所まで橋渡しをしていたように見えました。
それは主人公が死のうとしていた場所から少女が生き延びた場所で回想を終えることで、過去を乗り越え生きることを表現したのではないかと思われます。
玄関にいた少女に「ここはもうあなたのお家じゃない」と主人公は言いました。
これは実際に少女がそこにいるのではなく過去を乗り越えようと自分に言い聞かせていた表現だと思います。
またラストシーンで「雲の上はもういいや」「色褪せたって消えやしないんだ」というメッセージがありました。これは死ぬことを辞め、思い出は家が取り壊されたところで消えないということを暗示しているのだと思います。

以上が私のGO HOMEの考察です。
しかし犬と縄跳び人間、家にいた鬼のお面をかぶった人などの考察がまだなので随時更新していきたいと思います。
(今のところ事故直後犬は家にいたが飼えなくなったと考えています。しかしまだ顔がクラウディアである理由が分かりません。)

ここまで読んでくださってありがとうございます!長文失礼しました!