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バービーと草野絵美、ジェンダーについて考える

フォーリンラブ・バービーがお送りするTBSラジオ「週末ノオト」。

2020年11月28日の放送では、TBSの「SDGsウィーク」に合わせ、「ジェンダー平等を実現しよう」をテーマに、バービーさんと、歌謡エレクトロユニット「Satellite Young」の草野絵美さんが対談。

二人が気になった最近のニュースをピックアップし、女性の未来につながるようなお話をじっくりと。

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今日が初対面のお二人、草野さんが「大好きです!」と仰ったので、早速「バビたん」「えみたん」の関係に。

そこからまずは、草野絵美さんのご紹介。

現在30歳の草野さん、高校生の時からフォトグラファー、ライターとして活動。当番組の東海林ディレクターとも、その当時からお仕事を。
大学時代から音楽活動を始め、卒業後も広告代理店でプランナーとして働きながら音楽活動。出張ついでに世界でライブ。

その後も2足のわらじで活動していたところ、ホームパーティーで知り合った女性に声を掛けられ、目薬の全国CMに出演。

現在は、東京芸術大学で講師としてもご活動。

私生活では、21歳で結婚し出産。25歳で離婚。28歳で再婚。

そのグローバルな活動のルーツは、帰国子女や外国籍、ある島の王子様など、多様性のあるインターナショナルスクール的な高校時代。

・・・のどかな北海道で生まれ育ったバービーさんとしては、草野さんのプロフィールに衝撃を。

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その後、本題へ。
まず、草野さんが気になったニュースが、「選択的夫婦別姓」について。

結婚したあとも希望すれば以前の姓を名乗れる「夫婦別姓」について、約70%の人が賛成と答えていることが最新の調査で判明。

草野さんも、最近の国会の議論をみていると、これまで保守派の議員も少しずつ夫婦別姓について歩み寄ってるような気がすると実感。

30%の反対の意見の中には、「家族の団結が弱まる」というものがあり、このことについて、「伝統的家族観は本当によいものなのか」と、草野さんとしては疑問をお感じに。


現状、96%の人が男性側の姓になっており、このことについてはバービーさんも意見があり、男性が女性側の姓を変えた場合の、男性への世の中の風当たりを懸念。

男性は一家の大黒柱、女性は家を守る。

いまだにそういった考え方が根深く残る日本、男性にとっても女性にとっても、この考え方が、生きづらさを生んでいるのでは?
考えを改めることで、みんなが生きやすい社会に向かうのでは、と草野さんもお感じに。

もちろん、男性側の姓になることに幸せを感じている女性もいるわけで、そう意味でも、選択的夫婦別姓の実現に向け、前向きに進んでほしい。

ちなみに、これまで3個の姓を経験された草野さん、結婚して姓を変えるときの手続きはいいけど、離婚して姓を変えるときの手続きは、めっちゃ腹立つそうです・・・。

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続いて、バービーさんが気になったニュースは「202030」について。

2020年までに、社会のあらゆる分野で指導的地位に占める女性の割合を30%にする。
今から17年前に小泉政権が掲げて、安倍・前首相が国際的に約束した数値目標「2030」。
でも現状は、WEFが昨年発表したジェンダーギャップ指数で153カ国中121位。

バービーさんとしては、政治の世界を含め、「男性は働いてこそ男」、その考え方を置くことができたら、もっと女性の活躍の場が広がるとお考え。

部下に女性がいることはいいけど、上の立場に女性がいることに、もしかしたら、プライドが傷つく男性もいるのかも。

草野さんも男女比のバランスにおいて、気になることが。例えば起業家の世界。現状、投資家のほとんどが男性。そのため、女性経営者がゴルフに呼ばれなかったり、投資を受けるにも何か壁が合ったりと、女性に不利益があることも。

お笑い芸人の世界ではどうかというと、いきなり女性MCの割合を3割にしたら、、、おかしくなる、そうです。なので、まだそこは無理せず。

でも、これは今の価値観で作られたテレビ。それが変われば、おのずと変わるはず。

ジェンダーについて議論をしたバービーさんと草野さんでしたが、お二人の考えとしては、誰も非難することなく、お互いを尊重したまま、多様化の社会の実現へ。

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以上、2020年11月21日の「週末ノオト」、草野絵美さんでした!

TBSラジオ『週末ノオト』は、毎週土曜13:00-14:55放送中。
AM954kHz、FM90.5MHz。PCやスマートフォンでもradikoでお聴きいただけます。
■番組HP:https://www.tbsradio.jp/weekend/
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メールアドレス:weekend@tbs.co.jp
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