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テイクアウトやデリバリーを始めた飲食店必見。『無料掲載の出来るサイトについて』

 こんな状況の中、少しでも売上を立てるという事でテイクアウトを始めた飲食店さんへ無料で掲載できるサイトと有料媒体に掲載しているが意外と活用されていないページについて記載していきたいと思います。
 正直、現状においては効果性は高くない状況ではありますが、先行して行っていくことでnet上に情報をちりばめておくことが後々有用となることがありますので、緊急度は高くないが重要な事項の第2領域だと思って手を付けて頂ければと思います。

◎まとめ

 下記に乗せられる媒体を一覧にしていますので、自店舗と照らし合わせて、対応の出来ていないものをチェックし、その項目を確認いただければと思います。

 ・無料掲載で可能な媒体
  □ googleマイビジネス ◎優先順位高し
  □ Retty        
  □ グルメアプリ「SARAH」

 ・有料媒体だが期間限定で無料
  □ テイクアウトアプリMenu 

 ・すでに掲載している方は無料でできる
  □ 食べログ     
  □ ぐるなび     
  □ ホットペッパー   

   ↑こちらは、自身の地域名+持ち帰りorテイクアウトで検索した際に上位に表示されるものから優先的に行いましょう。表示されていない媒体については優先順位を落として結構です。

1.無料掲載で可能な媒体

1)googleマイビジネス(google map)◎
 恐らく、テイクアウトする際は近隣のmap検索する可能性が高いので、こちらでしっかりと表示されるようになることが優先順位が高いと思われます。また、無料かつ自身で簡単に編集できることから第一にこちらを進めることをお勧めします。
 現在、google側でいろいろと改変を行っている為、写真入りの商品登録ができないお店が出てきています。そちらのお店は、まず、店舗基本情報と文字のメニューの所を修正するようにしましょう。商品のタブが表示されているお店は、そちらも追加を行いましょう。
 ここでは、簡易的な手順を記載しておきます。もっと詳しいマイビジネスの編集の仕方を知りたい方は、下記に記載しておりますので、そちらをご覧ください。

googleマイビジネスで行う事
 【ビジネス情報へのテイクアウト、デリバリを行っている事の記載】【基礎情報の追加】、【メニューの登録】、【商品の登録】を行いましょう。

【ビジネス情報へのテイクアウト、デリバリを行っている事の記載】
 ①自店舗のマイビジネスの管理画面に入り、左にある項目の「情報」をクリック

マイビジネス情報

 ②一番下の「ビジネス情報」をクリックして

【基礎情報の追加】
 ①自店舗のマイビジネスの管理画面に入り、左にある項目の「情報」をクリック

マイビジネス情報

 ②テイクアウトやデリバーの受付サイトがある場合は、情報内にある事前注文リンクをクリックし、そこにurlを記載して登録する

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 ③テイクアウトを行っている場合は、『お支払い』と記載されている所をクリック

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 ④その中の一番下の方の『食事』の項目内にある「テイクアウト」や「事前注文可能」「宅配可能」の該当するところをクリックしてチェックを入れて、適用ボタンを押します。その他の項目もチェックが漏れていたりしますので、この機会に合わせて見直してください。
  これで、店舗がテイクアウトやデリバリーを行っているお店として登録されます。

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【メニューの登録】
 続いて文字メニューの登録を行います。
 ①最初の項目の画面に戻っていただき、メニューをクリックします。

メニュー一覧-2

②中に入り、テイクアウト用のメニューの写真があればまずはそちらも登録します。「写真を追加」のボタンを押して、テイクアウトメニューを登録してください。

文字メニュー

③文字メニューの一番下に『メニューセクションを追加』といったところがあります。そちらをクリックすると下記のような画面が表示され、メニューを登録することができます。
 今回は、このセクション名に『テイクアウト(お持ち帰り)』や『デリバリーメニュー』といったカテゴリー名を入れ、アイテム名に商品の名称、アイテムの説明に商品のセールストーク、あと価格を入れて登録していきます。商品データを入れた後に「追加」or「保存」のボタンを押し忘れないように気を付けましょう。

メニューセクション


【商品の登録】
 ①最初の項目に戻って商品のタブをクリックします。
 ※こちらの項目が現在、Google側の都合で表示されていないお店が結構あります。その際は、不具合が解消されたら入力するようにして下さい。

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②中に入り、一番下まで行くと『商品カテゴリを追加』といった文字がありますので、そちらをクリックしてください。
 そうしますとしたの画面が出てきます。

 ・新しいカテゴリを作成にして、「商品カテゴリ」の欄に『テイクアウト(お持ち帰り)』や『デリバリーメニュー』を記載。
 ・「商品/サービス名」に商品名を
 ・商品の価格に金額を
 ・商品の説明にセールストークを
 ・そして商品写真を
 登録して、「保存」をしていきます。

 ※現状、Googleのルールで商品写真に全体の10%以上文字を入れたり、コラージュ等をすることは禁止されていますので、商品がきちんとわかるような写真を入れるようにしましょう。
 

商品カテゴリ

2)Retty 〇
 rettyは課金をしないと編集できないと思われていますが、実際は、無料ページというものが存在しています。
 
有料ページとの大きな違いは、 
 ・広告ページでの上位表示がされない。
 ・掲載ジャンルの種類が少ない。
 ・net予約ができない。
 ・店舗からの告知(投稿)ができない。
 くらいです。それ以外の見た目は課金店舗と同様にすることができますので、ページを修正したい店舗さんは登録を行うようにしましょう。

手順:
 ①まずは、無料会員へ登録します。
   ↓こちらのリンク先の『まずは無料会員に登録』に入って登録を行いましょう。
   https://retty.me/campaign/omise/
   ※最後に電話認証があるので、忘れずに。

Retty無料お店会員登録 - メールアドレス登録

 ②各項目に入り、写真やデータを登録しましょう。 
   ※こちらに関しては、テイクアウトとデリバリーの話に特化しますので、今回は省略させていただきます。

 ③テイクアウト、デリバリーの情報の掲載依頼を行う。 
  ※2020年4月7日時点の情報です。今後、管理画面にそういった欄ができた際には、必要がなくなる可能性はあることをご理解ください。
  ・下記のフォームにアクセス  https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSchX5TdVW0b731R1fMcZgV6MFlnKXbo6BHEPgEGF6Nh7PsL9A/viewform
  ・必要情報を入力し、送信
  ・入力情報に変更がある場合は、再度全ての項目を入力し、フォームの再送をしてください。
  ※フォームの入力から情報反映までは店舗TOPページで3〜5日、人気店ページで7〜10日程度反映に時間がかかるとの事です。

retty無料申し込み

 ⅲ)グルメアプリ「SARAH」
  こちらは、SNS(Instagram,Twitter)で上げた情報を「SARAH」が拾ってアプリ内のMAPに表示してくれるといったキャンペーンです。(期間がいつまでか?は明記されていません)
  ”ハッシュタグ「#うちで食べよう」 をつけてメニューに関する以下の情報と共に写真を投稿するだけ”といった簡単な企画なので、参加しやすいかと思います。
 ◎必要な情報
 ・【写真】
 ・【メニュー名】
 ・【価格】
 ・【形式】デリバリー/テイクアウト
 ・【メニューの一押しコメント】
詳しくは、こちらから 

2.有料媒体だが期間限定で無料

 ①テイクアウトアプリ『Menu』 
  現状、2大キャンペーン実施中で条件を満たせば
  ・初期費用0円キャンペーン
  ・販売手数料100オーダー無料キャンペーン
   https://service.menu.inc/partners/ ←こちらで内容確認ください。

   ※販売手数料に関しては、また違ったキャンペーンも行うかもといった話もあるので、問い合わせて確認してみてください。

Screenshot_2020-04-07 飲食店の方へ|おいしいデリバリーアプリ menu

  デリバリーの利用拡大のためのキャンペーンも本日(4/7)のプレスリリースで発表しています。
”巣ごもり”需要の高まりでデリバリー業界に注目が集まる!デリバリー&テイクアウトアプリ「menu」本日よりデリバリー業界へ本格参入


3.すでに掲載している方は無料でできる対策

 既に掲載を行っている店舗さんは、追加費用をかけずにできることがあります。これまであまり使っていないお店も多いかと思いますので、再度確認してみてください。

1)食べログ
 これまでなかった「テイクアウト」について表示される欄ができました。非常に目立たないところではありますが、テイクアウトの特集に表示される
ようになるとの事でしたので、下記の事を行いましょう。

【新規にできた「テイクアウト営業設定」に情報を入力する】
【詳細情報の中のテイクアウトにチェックを入れる】

手順:
【新規にできた「テイクアウト営業設定」に情報を入力する】
 ①食べログの管理画面に入って下さい。現状入ると下記の画面が表示されているはずです。
 こちらの項目の内容を埋めていくようにしましょう。

 入力されると食べログの自店舗TOPページの店舗情報(詳細)の一番上にこちらの内容が表示されるようになります。

食べログテイクアウト

【詳細情報の中のテイクアウトにチェックを入れる】
 こちらの情報とは別に店舗が、テイクアウトを行っていることを登録する場所があります。必ずこちらにもチェックを入れましょう。現状goggle検索で表示される『テイクアウトができるお店』は、ここにチェックを入れているお店をピックアップしてきています。

 ①管理画面左の詳細情報をクリック

詳細情報タブ


 ②詳細情報を下の方にスライドしていくと『サービス』のカテゴリーの中にテイクアウトといった項目がございますので、こちらにチェックを入れて下さい。(写真はチェックはいっていない状態)

編集(入力画面)テイクアウト


2)ぐるなび
 ぐるなびもこれまでレストラン基本情報編集の中に「メニューのサービス・関連情報」という項目があり、そのなかに「テイクアウト」や「デリバリー・ケータリング」の可否を表記するところがありました。
 恐らくそこを活用できない店舗さんや今回初めてテイクアウトやデリバリーに取り組まれる方はまずここに登録することから始めましょう。
 あとは、ぐるなびの場合は、自分でメニューのタブを設定することがかのうですので、その中に「テイクアウト」や「デリバリー」といった商品タブを作成し、商品登録をすることが必要になります。

 行うべき作業は下記になります。
 【レストラン基本情報編集の設定変更】
 【メニュー登録でテイクアウトやデリバリーのタブを作成&商品登録】

手順;
【レストラン基本情報編集の設定変更】
 ①ぐるなびの管理画面にログインし、左側に並んでいる「レストラン基本情報編集」をクリックして入る。

ぐるなび項目

 ②「レストラン基本情報編集」の下の方にスクロールし、一番下の『メニューのサービス・関連情報」の編集をクリック

レストラン基本情報編集

 ③「メニューのサービス・関連情報の編集」に入ったら、下にスクロールして『テイクアウト』や『デリバリー』の欄の内容を確認し、必要なものにチェックを入れ可にする。

ぐるなびテイクアウトデリバリ (1)

【メニュー登録でテイクアウトやデリバリーのタブを作成&商品登録】
 商品登録の仕方は皆さん分かっているかと思いますので、メニュータブの作成の仕方だけ簡単に記載します。下のようにメニュータブ中に『テイクアウト』や『デリバリー』を作る方法です。

Screenshot_2020-04-07 ぐるなび - やきとり家すみれ 大宮東口店 メニュー:早割・歓送迎会


①管理画面左側の「メニューページ編集」をクリックして、「メニューページ編集」の画面に入ります。

Screenshot_2020-04-07 レストラン基本情報編集【ぐるなびPRO for 飲食店】

②「メニューページ編集」の画面に入ったら、一番下までいき、設定の所にある『タブの編集』の編集ボタンをクリック

タブの編集

③『タブの編集』画面に入りますので、『テイクアウト』や『デリバリー』のタブを作成し、チェックをいれ表示するようにしましょう。

タブ設定

④あとは、設定したタブの所に商品登録を行うだけです。
 ※更新後のアップロードを忘れないようにしましょう!
 

ⅲ)ホットペッパー
 ホットペッパーも意外と忘れられているのですが、もともとメニュータブの中にテイクアウトの項目が設定されています。(下記)
※テイクアウトメニューが設定されていないお店は表示されません。

ホットペッパーメニュ0

ですので、こちらは単純にテイクアウトメニューの所に商品登録していただくだけです。商品登録はいつもされているかと思いますので、どこから入力するか?だけ記載いたします。

手順:
①ホットペッパーの管理画面にログインする。
②左側の項目のページ編集の中にテイクアウトがありますので、そちらをクリックして入る。通常のテイクアウトの商品登録の画面になりますので、いつも通り商品を登録するだけです。

ホットペッパータブ

4.最後に

 緊急事態宣言が出され、該当地域での飲食店の運営がかなり厳しくなりました。一部の食事提供をしているお店とテイクアウト、デリバリーくらいしか売上が立てられない状況になってきています。
 恐らく、コロナの特効薬が開発されない限り大幅にこの状況が改善されることが難しいでしょう。また、今回のコロナが収まった後も人々の価値観や生活スタイルが変わり、過去と同じような状況に戻ることは考えずらいです。例えば、
 ・付加価値を生み出していない業務の顕在化
 ・手を付けていなかった無駄な古い慣習の撤廃
 ・テレワークの浸透によるオフィスビルの衰退
 ・テイクアウトやデリバリー利用率の向上
 ・情報取得の方法の変化(SNSや動画文化の浸透)
 ・情報の信頼性についての知見の向上
 ・ルーチンワークのAI化 etc.

 この大きな環境に適応した企業だけが残れる時代に突入していきます。助成金や補助金等、直近の保証はしてもらえるかもしれませんが、ニーズのない事業はやがて淘汰されていきます。ニーズがあっても人々に知ってもらえない事業も衰退していきます。

 常に環境の変化に対応し、自身が変化をしなくてはなりません。先行きの見えない現状においては、正直何が正しいのか?誰にも分りません。だからと言って、何もせずにいてら衰退していくだけです。今回のタイミングはいろいろと考えたり、チャレンジできる機会だと捉え、これまでに手を付けていなかったことにもトライしていくべきだと個人的には思っています。

 今後もニーズあるお店になっているか?そして、それを認知させていく方法を持っているか?かつ、収益の上がる構造になっているか?この機会に考えられればと思います。

◎追記 UberEatsについて

新規にデリバリーに参入している方は、ゴーストレストラン型のオンラインフードデリバリーアプリを活用している方が多いのではないでしょうか?

その中で代表的なUberEatsについて別途マガジンを作成しましたので、興味のある方はそちらもご覧いただければと思います。




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