儚(くらい)

休日の一刻。
後ろ向きに生きてる自分にはこの世は夢幻の世界。
どうせ死にゆくだけの世界、と常々思う。

 
 
 

どういう訳か、儚いという漢字の意味を考えた。『人』に『夢』と書いて『儚い』
夢という感じにはどこか煌びやかで明るいイメージがあるのに、そこへ人が加わると物悲しさや切なさが漂う。
 

少し調べてみたくなった。


 

夢は人がいないと存在しえない。
そして、夢の為に頑張っても破れる者が居れば、
叶えた者もいる。
けれど、盛者必衰の理の如く永遠とはいかない。
だかり、『儚い』と書くのだと考えた。
(この考えは結構合ってた)




日本人にはポジティブな印象を持つ『夢』。
でも、元々は「くらい」「よく見えない」という意味を持つらしい。
(あ、黒夢←)

 

そして、『儚』
この字の中国での意味は「おろか」
…相変わらず、真理を突いてくる笑

 
 
 
 

 

これを知ってる訳ではなかったが、ある時から私は「夢」という言葉の使用を避けている。
本当に実現したい物に「不確かな意味を持つ言葉」を使うのが違和感を覚えたからだ。
現代と昔では同じ言葉でも使う用途や意味が変わる言葉は多く溢れているし、「昔の意味を現代に当てはめるな」と言う意見もあるだろう。
 
 


でも、不確かなで曖昧な「夢」と言う言葉よりは
気持ちの強さが現れる「覚悟」や「目標」の方が
個人的には言葉としては好きなのです。

 
 
 

ゲームのセリフで

夢よりもはるかに恐ろしい現実というものを見せてやろう。

ってのがあるけど、
1番は夢ばかり見ちゃって現実が見れない人間なんだろうな。
だから、「『人』が見る『夢』と書いて『儚』」というのがよく分かった。

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