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チェコ買い付け日記⑲「Brno-Královo Pole駅」

プラハ中央駅から電車に乗ってブルノへ移動です。
ブルノまでは3時間ほど。
座席のシステムがよくわかっておらず、はじめに座った2列シートの席では検札にきた車掌に「この切符ではここには座れない」と言われました。

あっちだと言われた方へ行くと、映画でよく見るコンパートメントの車両です。
コンパートメントは個室のイメージで、2列シートよりも良い席なのかと思っていたけれど、どうやら違うようです。
6人がけの部屋はどれも満席。
席を探して奥へ進みます。

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誰も座っていない部屋を発見。
しかし明かりが消えているし、隣の部屋は満席です。
ここにも座って良い場所と座ってはいけない場所があるのか?
満席部屋に声をかけて、この切符で隣の部屋に座っても良いのか?と聞いてみます。
初めはみんな「何言ってんだろう?」という表情でしたが、一人英語がわかるマダムが「席を予約してあればそこに座る。部屋の入り口に名前が書かれていない部屋なら自由に座れる」と教えてくれました。
そういうシステムね。
そう言われてみれば、誰もいない部屋には入り口のボードに名前が書かれていました。

また席を求めて奥へ進みます。
もしや3時間座れないのか?と思った頃、男の人が一人だけ座っている部屋を見つけました。一番後ろの部屋でした。
座って良いか確認して中へ。
私たちは大きな荷物があったので、この部屋を見つけられてラッキーでした。

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ブルノに到着しました。
ホームに降り立ちますが、何かが違う。
プラハ第2の都市の中央駅のはずが、閑散としています。
降りる人も少ない。
これは…と思っているうちに電車は行ってしまいました。
降りる駅を間違えたようです。

チェコでは「プラハー○○」のように、大きな駅の周辺では頭にその都市の名前が付く駅が多いのです。
しかもプラハ中央駅もPraha hlavní nádraží(Praha hl.nと略される)なので、後ろに付く言葉に注意していないと、こんなことになります。
電車に関しての情報を調べていた時、まさにその通りのことが書いてあり、ふむふむと思っていました。
それなのに、私たちはBrno hl.nで降りるはずが、Brno-Královo Pole で降りてしまったのでした。
今改めて字面を見ると全く違います。

まだ空は明るいとは言え、時間は20時。
他の交通手段があるのか。それとも次の電車を待って中央駅まで行くか。
でもこんな田舎の駅(失礼です)で、次の電車はいつ来るのか。
いつホテルに着けるのか。

今から考えればプラハからの長距離列車が停まる駅なので、そんなに田舎な訳はありません。
幸いなことに、そこからも街の中心部へ行けるトラムが出ていました。
乗車時間約15分でホテルの最寄駅に到着です。
ホテルに着いたのは21時すぎ。
街はまだ賑やかでした。


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