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リーダーのマネジメント教育

中小企業の経営者に、当社のリーダー育成のためのマネジメントを教える教科書がありますかと質問してみて、ありますと答えが返ってくることはほどんとない。

ISO認証企業ならばISOマニュアル、エコアクション21認証企業ならば環境経営レポートを「マネジメント教える教科書」と定義し、作成することをお薦めしている。

「一人ひとり稼ぐ組織」を目指す

経営者からすると社員の能力を引き出し、力量を向上させ「一人ひとり稼ぐ組織」を目指すことで、経営総合力を向上させ、企業の社会的責任を果たしたいと思っている。

技能教育とマネジメント教育

力量としての技能教育はOJT教育を通してなんとかできるが、職場をまとめ、部下の育成しながら、職場目標を達成するという職場リーダーとしてのマネジメント教育ができていない。

ある程度の企業規模になると外部のリーダー研修や階層別研修へ参加させたりしているが、社内の人材教育体系があいまいだと教育効果が望めない。リーダーの力量教育は社内でやることがよい。

内部監査員養成講座

数年前まで、公開講座でISOの内部監査員養成講座を開催していたが、最近中堅社員のマネジメントの力量向上を目的として、ISO内部監査員研修の社内研修を行うことが多い。

ワークショップで自社の課題拾い出しと有効性監査とは何かを理解する。自社のISOマニュアルを教科書として使いながら中堅社員と若手社員の混合で研修をすると教育効果が高いことが分かった。

マネジメントを教える教科書

ISOマニュアルは、自社の本来業務をプロセスで説明することで、部分最適化でなく、全体最適化を身に着けやすい。ISOは導入しているが本来業務と別物と捉え、やらせ感覚を抱いているISOアレルギーの人が多い。

有効性監査の内部監査員研修の内容の例

2日間、12時間研修のカリキュラムの例
1.ISO導入目的の確認、ISOアレルギー取り
2.本来業務及び統合ISOのプロセスの理解
3.付加価値(利益)と品質保証、生産性向上の理解
4.経営管理プロセスとパフォーマンス評価プロセス
5.本来業務と基幹業務プロセス
6.支援プロセスとまとめ、理解度テスト







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