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なぜ、海難事故は起きるのか。また今後も旭川のいじめと同じように繰り返されるのが?

北海道の知床半島の沖合で観光船が遭難し、26名が行方位不明になった事故を、今日NHKが詳細に特集していた。


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NHKとか、あとこの記事を見た日本人が、なぜ事故が起きたのか?

悲劇はあってはならない。とか、政治家が良く使う「誠に遺憾」の様に毎回同じ惨事や事故が起きると、ロボットの様に同じ言葉を繰り返す。

事故の原因もその後の皆の言動もルーティーン。恒例行事。タスク(日課)ですらある。いつも同じことの繰り返しであり、学んだりはしない。誰一人。

我が国はそのような国である。要するに、問題が未解決なまま放置されるため、定期的に再発するのである。

結局のところNHKの記事では、周囲の人たちが波が高くなるから行くな!と言ったのに行ってしまった。悔やんでも悔やみきれない。

要はすべてが感情論で取材を終え、結局なぜ26人も死者が出てしまったのかの検証記事や、どのセグメント(部位)において再発防止策を取らなければいけなかったのかが、一切書かれていない。

当たり前のことだが、今回の事件においては再発防止策などしていないし、下記で後述するが、この事故を起こした観光船「カズ・ワン」の事故はここ1年で3度目であり、昨年の5月の1度目と同6月の2度目は運良く助かっただけであり、3度目の今回は26人の死者が出てしまったのである。

社会科学を使うならば1度目も2度目も再発防止策などしていなかった。よって3度目が起きるのは当たり前だし、4度目も5度目も6度目7度目も起きる。いつものことだ。飽きない繰り返し処理。ルーティーン。

ではなぜ繰り返されるのか。それは問題が解決されず未解決のまま継続されており、今後も数回事故が繰り返されるのは既に確定済みであり、いままでも、そしてこれからも、メディアは事故の原因を報道していないし、今後もしないためである。

行くなと言ったのに!となぜか、日本で一番まともだと思われるNHKですら感情論で論理を組まない(ここ1年で3度事故を起こした船体の検証記事すら1本も書かない、配信しない)、科学を使わないのである。

いつものことである。よって今後も事故は起きるということである。

BBC(英国国営放送)もこの知床の観光船26人行方位不明の記事を配信している

なぜかNHKよりも英国の国営放送のほうがニュースが具体的で、詳細である。日本にはジャーナリズム精神というものがない。仕方ない。

では、この事故の原因は何なのか。そしてこの観光船の事故はここ1年で3度目なのだが、昨年は船体に穴まで空いたのだが、なぜこうも繰り返されるのが?

不幸の連鎖の原因。その黒幕は誰なのか?

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