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【報告】株式会社LIGから転職しました。

本記事は個人報といいますか、身近な友人やご挨拶のできていないみなさまへ向けた記事となります。

昨年10月末株式会社LIG(以降LIG)を退職しました。コーポレートのメンバーページよりも削除されたことで、時折「退職したんですか?」とお声がけをいただくことが多くなり本記事を書くことにしました。

あくまで、円満に退職をしたつもりなので「喧嘩別れした」などの誤解がないよう、
FacebookなどSNSの投稿文で済まさないで、noteにしたためようと考えたのです。

目的は身近な方への報告と私の記事を読んでくださった方へのご報告。
あとは自分本位に感謝や考えを伝えたいと考えました。

前職(LIG)を悪く言うようなメシウマな記事ではないのであしからず。

さて、早速ですが退職した理由は2つです。
一つ目はマネジメントを頑張る前に個としての能力をもっと上げたかった。
二つ目は普通に僕があほだった。

①マネジメントを頑張るまえに個としての能力をもっと上げたかった。


退職した理由の一つ目は、LIGでマネジメントの片棒を担がせていただくなかで、圧倒的な個としての能力不足と自分の将来への不安を感じたから、です。

在籍時、多大なるチャンスをいただき、一時期は数十人の仲間をまとめる仕事をやらせていただきました。結果としては数字は上がれど、各人のキャリアや人生にはコミットできていない場面がいっぱいありました。

具体的に振り返ると、無理を強いる辛さをウェットなコミュニケーションで解決しようとするような、その場限りのマネージメントに頼りがちだったように思います。

もちろん、一緒にやってくれた仲間たちは今でも本当に大事ですし、能力の出せる限り、リソースの差し出す限りを尽くした意味では、まったく悔いはありません。
自分自身、死力を尽くして仲間と一緒に走った自負はあります。

しかし振り返ると、問題に対して根本をとらえず、細かい枝葉のタスクばかりを一つ一つをしらみつぶしに対応したことで追い込まれた側面もあります。
チームの雰囲気が悪いと思ったときには条件反射で1on1をやってみようと空回りしたこともありました。しかしながら、1on1を40人と行った結果、あまりにも自分が各人のことを知らず、各人の成長やキャリアにも向き合えていなかったことに追い詰められ、鬱になったりもしました。

そんな日々を過ごさせていただくなかで、マネジメントということを考えることが本当に面白い、奥が深いと思う反面、自分の底の浅さというか、マネジメントの責務を担うに足るだけの個の能力があって、人としても器ができているのかと、心底不安になりました。

自分のキャリアの一本はマネジメントで組みたいと考えつつも、それは個人としてのスキルがあるからこそで、さらに人間性が熟しているからこそのマネジメントだと、その時は感じました。
今となれば他にもあるだろと思いつつ、僕はそのとき個人の能力のせいだとしか考えていませんでした。

結果、年齢としても今年30歳になる僕は、今後、個人として新しいスキルを0からたたき上げてスペシャルな軸をもう一本つくるのは歳を追うごとに難しくはなると思いました。
あとは単純に、個として限界への追及を目指してみたいという欲望からの判断でした。

②普通に僕があほだった。


ここは単純に僕の視座が低かったということです。

会社ごとでものを考えられず、役員の人にぶつかりにいったことがあります。喧嘩やいざこざというにはレベルが低すぎるもので、一方的に僕の主張を押し付けただけですが。

今もたかがしれますが、明らかに在籍中最後の一年は天狗になっており、自己中心的になっていました。

役員のみなさんが参加する会議にも自分が参加できていることに満足をして、担当事業部の売上を、自分の個人売上のように誇る、恥ずかしい仕上がりでした。

組織をどう良くしていくべきか、自分が会社にどのように貢献していくべきか、を考えられていない状況でした。

振り返ると、物事を会社軸でなく自分軸で比較し、何事にも憤っていただけのように感じます。

「伝えるべきこと」ではなく「伝えたいこと」を伝え、
「相手が聞きたいこと」ではなく「自分が言いたいこと」を言っていました。

明らかにマネージャーらしからぬ発言が多く、経営陣の皆様には若気の至りながら大変ご迷惑おかけしました。よく某役員の方に「比較をするな」と助言いただいたいたのが、いまさら刺さるものもあります。

当時は自分なりに一生懸命ではあったものの、常に空回っていました。「役員の人に見劣りしないように実力を伸ばしたい」という目的を設定していたので、そうやって凝り固まっているときはなかなか変化しないものです…。そもそも、その目的が自分のキャリアの為でもなく、会社のビジョンの為でもないのが間違ってるんですけどね。

対面は恥ずかしいので、この場を借りてお詫びします、ぜひご飯に連れてってください。

そんなこんなで自分を個として一度見つめなおす機会とし、自分を磨きなおしたく、転職を行いました。

ここで、振り返りとしてLIG在籍時の良かったこと、悪かったことを書きます。

▪️良かったこと

自分が求めれば際限なく仕事を貰えるし、失敗しても無限に挑戦させてくれる環境、これに尽きます。
入社時、Webに関しての知識はPVという単語を知っているかどうかだった僕でも「頑張ります」「やります」だけで乗り切れたのはこのお陰。

失敗して指摘をいただくことがあってもプロジェクトから降ろされることはありませんでした。

挑戦を受け止めていただける土壌こそがLIGの良いところだし、他社との違いなのかなと思いました。様々な部署とつながりをもって、各部署と連携しながら好きに挑戦ができる環境は他にはない魅力的な経験になります。

▪️悪かったこと


自分含め、教育環境を満足に提供できなかったことかなと。
メリットの裏側にはデメリットという話ですが、LIGは事業の数も多いですし、挑戦と一言に言ってもあらゆる方向に対して無限に挑戦できることはあります。

やったことの無いことに挑み続けつつ、教育環境を提供するリソースを担保できなかったこと、新人メンバーに対して、一から積み上げていくような挑戦のステップを用意できなかったことは、運営をしていた自分の反省点としてあります。

ちなみに僕自身は先輩・同期に手厚く親身に個別で剛速球に教えていただき、本当にいい環境だと感じています。

LIGという会社が外から見られている姿をあらためて考えた際に、今だから思うことがあります。

現在のLIGブログと昔のLIGブログとの違いを指摘される人や、どうしても今のLIGを悪いとおっしゃりたい人を時折目にします。

が、少なくとも僕が目にしてきたLIGは、常に最高を更新する組織であったと認識しています。

企業としての良し悪しは、認知がすべてなのか。僕は、それは違うと考えます。

昔と比べておバカなことをする回数が減った分、企業として売り上げを立て、制度を固め、
採用を行い、拠点を増やし、会社として幹を太くした姿が、中にはあると僕は感じました。

完璧な企業が無いなかで新しいLIGになっていくことを感じる約4年間は、本当に素晴らしいものでした。


みなさまへ

そんななか、改めて自分のわがままにて退職することにお詫びとお世話になった皆様に感謝を。

ここまでお世話になったクライアントの皆様にもしっかりと御礼を言えず申し訳ありません。橋本は相変わらず口の減らないコミュニケーションを主軸とした仕事をしております。ぜひ、またご一緒にお仕事させてください、お酒もご一緒させてください。

ここまで記事をご覧いただいた皆様へ、ここまでご覧いただきありがとうございました。
「営業はつらいよ」の連載も中途半端に、橋本は旅立ちます、ご質問が届くたびに、飛び上がらないまでも、大変うれしかったです。今後も個人としての情報発信はしてまいりますのでTwitterなどで絡んでくださると幸いです。

また、一緒に働いていただいた皆様、並びにパートナーの皆様、大変お世話になりました。正直なところ、迷惑やわがまましかした覚えがないので感謝しかないです、またぜひ一緒に仕事しましょう。今年は10kg痩せる目標があるのでお酒は一杯目からハイボールで失礼します。

それでは最後に。

現在はSEOコンサルティングと自社メディアの運営を行う株式会社クヌギにお世話になっております。職種は広報として、具体的には共催セミナーの開催などのリード獲得を中心としたマーケティング活動や採用促進のためのサイトリニューアルや採用母集団を増やす採用広報など、幅広く仕事を行っており充実した日々を過ごしております。

株式会社クヌギ: https://www.kunugi-inc.com/

今後は新しい立場として情報の発信を行っていければと考えております。
ここまでたらたらと長文失礼しました。

今後ともよろしくお願いいたします。


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