一瞬で自分の空間に変える方法

最近人生の波が激しくてその波に揉まれつつも乗ろうと必死なレンレンです。
お久しぶりのnote更新になります！

先日、あるイベントにお呼ばれして
パフォーマンスをさせていただきました。

その日はラッパーが
マイクパフォーマンスをしたり
ダンサーがバトルしたり、
色々あって
そのうちのひとつに
ダンスコンテストがあったのですが、
何故かど素人の僕が審査員をやらされました。
…やらされました。

ここだけの話、
最初は完全なる好みでしか見てなくて
衣装がエロいとか、顔がタイプとか（あとで声かけよう）ちびっこが可愛いとか
そんなレベルでしかわかりませんでした。

ただ、見ているとだんだん
上手いチームのときは
お？空気が変わったな…というのが
分かるようになり
「な、なんだこのパワーは…!!」と
マジでなりました。

色んなチームが出場し、
僕もそろそろお疲れモード。

気が抜けてきていると
「本日は飛び入り参加の方がいます！」

…お？(笑)
聞いてねえぞと思いながら
その方が登場。

…………ん？動きがねぇ……どゆこと…？ん？
ずっと両手をフリフリしてます。
たまにイートーマキマキみたいな動きもしてました。

僕はコレが世界レベルなのかと思いました。
どこかのタイミングでどえらいダンスに変わるんだと、信じていました。フラッシュモブ的な何かを信じてやまない自分がいました。

しかし、そのまま終了。

最後の締めはどえらいダンスではなく
どえらい空気となり
コンテストは終了しました。

このことを今日書いたのは
無論、この飛び入りの人の悪口を書きたいわけではありません。

この日、僕が見た中で一番
会場がひとつになった瞬間でした。

形はどうであれ、みんなが同じ気持ちになり
同じ方向を向いた唯一のタイミングでした。

は？え？なに？ん？

？？？？？

キレッキレのイケイケダンスの最中に
あんなの（褒め言葉）を目にした日には
記憶にはその人の方が鮮明に残ります。

“最後の変な人”と言えばあの人。みたいなレベルです。

多分ですが、表現者には
このイカれ精神が必要不可欠で
あのダイヤモンドのようなメンタルを持つことが輝くための唯一の方法なんだと思います。

ダンスのスキルはゼロでコンテストに飛び入り参加。
一見すると頭のおかしな人ですが
僕はバカポジティブで
何でも学びに変えてしまいたい人間なので

あのクレイジーダンサーからは
今回のようなことを
勝手に学ばせていただきました。

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