おむすびの具にしたい「FACTFULNESS」
おむすびです。
最近読んだ面白い本を紹介します。
世界で100万部の大ベストセラー!
ビル・ゲイツバラク・オバマ元アメリカ大統領も大絶賛!!!!
と2019年はじめの話題作として取り上げられている
『FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』
『この本を読めば「ファクトフルネス」が身につくよ!』という本です。ファクトフルネスとは「データや事実にもとづき、世界を読み解く習慣」と説明されています。おむすびも「ファクトフルネスの片鱗を身に着けた!」とは言いたいところですが、少なくとも「おむすびにはファクトフルネスないんだな」ということが身にしみてわかりました。
この本をよんでおむすびが「なるほど」と思ったのはこんな点。
1)最初に自分の「思い込み」を見せつけられる
本の冒頭でいきなり13の質問を出題されます。
例えばこんな質問。
世界の1歳児で、なんらかの予防接種を受けている子供はどのくらいいる?
・A 20%
・B 50%
・C 80
いくらかでも電気が使える人は、世界にどのくらいいる?
・A 20%
・B 50%
・C 80%
13の質問はどれも、「大半の人は正解率が3分の1以下で、ランダムに答えるチンパンジーよりも正解できない。」とされているそう。
本の冒頭でこの問題を解いて、「あ、おむすび、結構思い込んでるな」と思うところから始まるので、どうしたらこの思い込みが解けるのかが気になって読み進めてしまいます。(ちなみにおむすびは13問中6問正解でした。)
全世界のだれでもイメージできて、かつバイアスのかかりやすい事例を取り上げているからこそ、世界100万部の大ベストセラーになりうるのだなと納得。ちなみに、この本の内容は、TEDでも人気の著者のプレゼンからきているようです。
2)誰もが持っている「思い込み(バイアス)」に焦点を当てている。
目次はこんな感じになっています。
「人間は、こういう思い込みをします」というのが10個にまとめられていて、先程の13の質問を引き合いに出しつつ、その思い込みを解いていくことで章が進んでいきます。
「おむすびは日常でもこういう思い込みあるな」と思えて身につまされました。たとえばSNSでもセンセーショナルな画像は頭に残りがちだし、あらゆる物事は反対派と賛成派に二分されているように感じるし、なにかおこったら誰が悪いのか、とつい探してます。
「世界は今どうなっているか」に対する思い込みが、そのまま日常の思い込みにもなっていることを連想させる目次と構成が、どんどん読み進めていく原動力になりました。
3)バイアスを解くためのチェックポイントが「とにかく平易に」まとまっている
「10の思い込み」をとくにはどうしたらいいのかが、「とにかく平易に」まとまっています。難しいことはかいていないのがいいところ。
以上をむすぶと
自分も思い込みを持っていることがよく分かる
かつ
「思い込み」を解くために気をつけておきたいところが簡潔にまとめられている
のでとてもおすすめです。おむすびもしっかりと自分の具にしていきたいです。
ときおりまじる著者の個人的体験にもぐっときました。
翻訳者の方のnoteが面白かった。
よかったら稲(イイネ)か米(コメント)ください。
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