良いホラー映画は惑わない 【アドベントエッセイ(221/365)】
早いものでクリスマスまであと144日を切った。
どこよりも早いアドベント企画、221日目は「創作のポイントをひとつ見つけた話」
友達と家で、ホラー映画を3本見た。
今度、ホラー映画をベースにした話を書きたいなと思っいて、「東西のホラー映画を沢山観るキャンペーン」をやっているのだ。
私はホラー映画が好きで、子供の頃から色んなホラーを観てきた。しかし、短期間に連続して沢山のホラーを観るのははじめて。
色んなホラー映画に共通するエッセンスを抽出しながら、ひとつ「自分にとっての、良いホラー映画の共通点」を見つけた。
「人と話しながら観てても、話の流れをちゃんと追える」
ことだ。黙って観る映画館と比べると、誰かと話しながら観れる鑑賞会では、注意が散漫になる。当然、聞き飛ばすセリフも増えてくる。
しかし、これまで個人的に「好きだな」と思ったホラー映画は、仮に話を聞き飛ばしたり、離脱してから戻ってきても、
「今全体の流れのどの部分で、登場人物が何をしているか」
がちゃんと分かる。
話の筋が通っていて、登場人物の動機も一貫した構成になっているからだと思う。骨子がしっかりしているから、次どこに向かおうとしているか迷子になることがないのだ。
これは、ホラーに限らず、話を作ったり、文章を書いたり、人に何かを説明する時とかにも共通している気がする。
個人的な演出の好みとか、「好き」の評価軸はまだまだ沢山あるけれど、このポイントを見つけたことは、話を作る側に回った時にも活かせそうだ。
ーまとめー
良きホラーは、怖さで惑えど、話で惑わない。
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