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アドベントエッセイ(153/365) えっ、狭い部屋でも汗だくになれるエクササイズが?

早いものでクリスマスまであと212日を切った。


どこよりも早いアドベント企画、153日目はフィットボクシングの話。


外出自粛、運動不足も甚だしい。ということで、最近ニンテンドーSwitchの「Fit Boxing(フィットボクシング)」というソフトをやっている。



その名の通り、左右のコントローラを握りしめて、ボクシングのフィットネスを行うゲームである。


「家の中でやるし、ゲームだし、いうてそこまで運動効果は無いだろう。あくまで、自粛があけるまでのつなぎだ」


そんな舐め腐った上から目線で始めた私に、助走をつけてアッパーをかましたい。


これ、めちゃくちゃキツイのだ。


基本的な内容は、ジャブ、ストレート、フック、アッパー、ウィービングなど、ボクシングで使う動きを、音楽に合わせてよくこなしていくものである。


音ゲーみたいな感じで、上から流れてくるアクションの指示に合わせて、タイミングよくその動きを繰り出さないといけない。的確さによってGreat、Good、Missのポイントが入っていく。


ボクシングだからメインは上半身の動きだけかと思えば、全然そんなことない。足腰腹筋呼吸全部まんべんなく使うように、バランスの良いプログラムが組まれている。


何が良くできてるって、「手抜き」ができないようになっているのだ。


というのも、動きの種類が増えるにしたがって、それぞれの動きを瞬時に整理して対応していかなければならず、その動きについていくためには、無駄な動きを消した最適な最短ルートを通る必要がある。


少しでも呼吸が乱れたり、体軸がぶれたりすると、すぐ「Miss」になるし、あとからやってくる動きにも対応できなくなっていく。


エクササイズの間は、基本的に気を抜くことができないストイックさ。20分もやれば、クーラーをつけいても、全身に玉のような汗をかいている。ひざは生まれたての小鹿のようにプルプルしている。そして、次の日にはしっかり筋肉痛になっている。素晴らしい。痛みこそが先に進んでいる証である。


まさか5畳くらいのスペースでここまで体を動かすことができるアクティビティが存在するとは。技術の進歩おそるべし。


引き続きエクササイズを続け、ナイトメアビフォアクリスマスのジャック並みの細さになってやろうと思う。


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