遺品整理は最後の別れなのか?
遺品整理を業務として行い、作業完結した後に思うことは何?
達成感という人もいる。
充実感という人もいる。
仕事だから と何も感じない人もいる。
送り出してあげた、と感じる人もいる。
僕は、
そこに住んでいた人がその家に入居した時にその人が感じた
希望
を感じている。
その家の窓から見る景色をどんな風に見ていたんだろうって。
きっと、
よーしやるぞ!頑張るぞ!!
って思っていたんじゃないだろうか。
僕は小学生の頃から今までに、覚えているだけで10数回引越ししているが、その度に、新しい窓から見える四季折々の景色を眺め、
なんとも言えない希望と、希望だけじゃなく、不安もあったし、それでもやっぱり希望の方が多かったように思うのです。
その想いに気付いていなかったら、僕は遺品整理という仕事を続けることはできていないんだと思っている。
遺品整理は最後の別れなんかじゃないよ。
その家に引っ越してきたときの
おじいちゃんやおばあちゃんやお父さんやお母さんに
出会うことができる、
最高に幸せな出会いの場所なんだ。
僕はその人の家族にはなれないけど、家族の手のような遺品整理を心から行うことで、
なんか、
家族になった気持ちになっています。
きっと家族って、僕が思う以上にきっとずっとずっと幸せになれるんだと思います。
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