「頑張れ」から「頑張ったね」へ
【きみどりバーガー】川沿いのアメリカンバーガー
「頑張る」という日本語を直訳できる英語は、ない。
Do your best! とか
Cheer up! とか
Go for it! とかになるのかな。
いずれにしても、英語だと前向き。
頑張れって、漢字からしてもカクカクしてるし(当たり前だけど)、画数多いし、どうしても肩に力入れちゃう感じがにじみ出ている。
意味を調べても、やっぱりガチガチ感がある。
1 困難にめげないで我慢してやり抜く。「一致団結して―・る」
2 自分の考え・意志をどこまでも通そうとする。我(が)を張る。「―・って自説を譲らない」
3 ある場所を占めて動かないでいる。「入り口に警備員が―・っているので入れない」
もしかしたら、英語で言うところの challenged のほうがしっくりくるのかもしれない。
きっと戦後間もない頃は、頑張るしかなかった時代。
でも現代は、頑張った先に何があるのか見えない時代。
年輩の方からすると、頼りなく見えてしょうがないのかもしれない私たち。
私からすると、なんでこんなに悟ってんだと思わずにはいられない年下の子たち。
下の子たちにかける言葉は、期待を含めてやはり、「頑張れ」になってしまうのも紛れもない事実。
世代でひとくくりにするのは良くないことも分かってるつもり。
年下でも、俗に言う86世代とか、すごく面白いことを楽しそうにトライしている人もたくさんいるしね。素晴らしい。
これからも、あっと驚くようなことを、年下の人たちがやってくれたら、すごく明るくなるし、「頑張れ」ではなくて「頑張ったね」って一言がかけれるようになるのは嬉しいことだ。
もちろん、年輩の方から「頑張ったね」って言われる機会を自分でも増やしていこう。
そんなわけで、「頑張る人のためのがんばらない時間」というコピーが、「頑張った人のためのごほうびタイム」に変わる時代をこっそりと願ってる。
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