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EUツアーを終えて episode4-TRIGGER-

前回の投稿から大分時間が経ってしまいましたが、アメリカ人マネージャーのジャスティンがツアーへの同行を承諾してくれたところからでした!

続きを書こうと思いますのでよかったらお付き合いください。

チャンスの歯車が合わさり始めた

次に彼と会った時に、俺は本当に彼にUKツアーの同行を頼んで良かったと思った。
Macを開くと彼のGoogleスプレッドシートには、ツアーのアジェンダ(行動計画)やヴェニューやメディアの候補が5スクロール分くらいの膨大な数にリストアップされていた。

"ここからがスタートなのだ" ここで手放しで喜んでいてはUKツアーを成功させるという目標には到底及ばないであろう。
興奮する気持ちをグッと堪えて僕は彼に感謝を伝えた。

そんな彼の協力的な姿勢が潤滑油になり、物事は一気に動いた。

彼がアプローチしてくれたイギリスのオーガナイザーとのグループメッセンジャーがFacebook上で立ち上げられたり、ジャスティンと当レーベルTRANSIST RECORDSの代表岩井とのタッグでTHE SYAMISENISTの英語版プレスキットが作成され各関係者に送信され、更にはUKツアーの直前に計画されている俺とYUJIのフランスツアーの現地オーガナイザーと契約書のやり取りなどを進めてくれたり、ツアーの輪郭が徐々に見え始めて来た。

彼の英語力や人脈、人徳のお陰でこれだけの事が一気に進んだ。

年齢不詳イギリス人イベンターとの出会い


しかし、肝心のUKでの一本目のライブがまだ決まらないのだ。

何事もそうだが、一本決定打が出れば後の打線も続くものだが、それまでにどうしても時間がかかる。

そんなとき思わぬ形でチャンスが現れた。

それは、渋谷でのTHE SYAMISENISTのライブの日であった。ステージ上でサウンドチェックの準備をしているとポケットのiPhoneにジャスティンから一本のラインが。

スクリーンショット 2020-07-09 5.34.52

それは、イギリスのイベンターが丁度東京に来ているから明日ジャックも合流して親交を深めないか?という連絡だった。

「今日渋谷でライブあるから、もし時間があれば今日来ちゃえば?」というサウンドチェック中だった事もあり何ともぶっきぶらぼうな返信をしてしまったが、彼は俺は行けないが彼らに情報流しておくよ、とジャスティンは快く便宜を図ってくれた。

いざ、ご対面

本番前に近くの飯屋で腹ごしらえをするのが、うちらのライブの日の慣わしの一つなのだが、食事を済ませ、ライブハウスに戻ると、彼らはそこにいた。

直前のやり取りだったこともありジャスティンから彼らに関する情報は一切貰っていなかったため、声をかける時恐る恐るだった事を覚えているが、彼らはビッグスマイルとビッグハグで僕らの事を迎えてくれた。

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白髪のチリチリ頭がトルコ系イギリス人のベン、お人形さんの様な女性の方がロシア系イギリス人のソニアだ。
この私見はあとからとある誤解へと繋がって行くのだが、この白髪のベンさん「十年振りに大好きな日本に来た。」と興奮気味に語ってくれたのもあり、10年振りというキーワードも加味して大体40代くらいかなとこの時点で思っていた。

まあ、その話は一旦置いておいて、その日は懇意にしている和太鼓チーム、JZが毎年誘ってくださるアニュアルイベント(年一のイベント)との事もあり俺らもいつも以上に気合が入っていた。

1stアルバムと2ndアルバムの混合させたヘヴィーなセットリストで聴衆を煽り倒した。

ライブ終了後、彼らの方から駆け寄ってくれて、興奮気味に語りかけてくれた。
それは、「It was blilliant!」という一言と、具体的なブライトン(イギリス南部のアートの都市)でのライブの提案だった。

彼らの帰国後も、ジャスティンが立ち上げてくれたグループメッセンジャーで日取りなどのやり取りが進み、ようやく俺らにとってのUK一本目のライブが決まった


それがこれ!!


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うおー、、、!!
なんかよくわからないけど、 日本人には無い発想で何だかめちゃくちゃ海外っぽい!!!!!!!(笑)


第6章へと続く。

寂空-JACK-        #収束後のより良い世界を願って 


カバーイラスト:TOKI




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