英語史から英文法をひもとく
英語史の知識があると,英文法のちょっとした疑問が解決します。英文法が嫌いという人の中には,
英文法=規則の暗記
と考えている人が多いのではないでしょうか。しかし,
英文法の学習は,規則の暗記ではありません
そこには理屈があり(もちろん言語なので例外はありますが),その理屈を理解すると,きちんと筋が通り,理解できます。理解できれば,忘れないですし,きちんと使いこなすことだってできます。
英文法の成り立ちやなぜかを考える上で,歴史は欠かせません。最近では,英語史に関する本はいろいろ出版されているので,本屋で手に取ってみてはどうでしょうか。
いくつかおすすめの本を紹介します。
『英語の歴史から考える 英文法の「なぜ」』
これは『英語の歴史から考える 英文法の「なぜ」2』という続編もあります。
『現代の英文法』
『はじめての英語史』
堀田隆一先生は,英語史に関するブログもやっておられ,音声解説も公開してくれています。とても面白いので,探してみてください。
特に,英語を教える人にとって,英語史の知識は必須です。そうでないと,学生の素朴な質問に答えることは難しく,学生は次第に考えなくてなってしまうからです。
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