復習スパンに変化を
以前,「『復習』『反復』の大切さ」という記事を書きました。
こちらです☟
復習をすることはもちろん大切ですが,どのタイミングで復習するかということも大切です。上記の記事では,1週間以内に3周回すと書きましたが,これが唯一の方法ではありません。
(1) 苦手科目の場合
苦手科目の場合,なかなか定着が図れないという人も多いでしょう。そんな人は,
復習のスパンを短く
してみましょう。「朝一でやったものを午後一に確認する」などのように。「暗記が苦手」とか「すぐに忘れてしまう」なんて人にもオススメです。
(2) 得意科目の場合
受験生の指導を毎年していると,いろいろな学生に出会います。驚くほどの速さで覚えられてしまう,吸収できてしまうなんて学生にも極稀に見かけます。本当に一回教わっただけで吸収し,長期とはいかなくとも中期的に記憶していられるようです。
そのような子にまで
一律に1週間で3周回させるのはかえって非効率的
です。それでも1度では定着しないので,週末に間違えたものだけやることで1週間で2周を回し,1冊終わったら全ての問題をもう1周やるなどと臨機応変にやることで,より効率的に成績アップを狙えます。
ただし,
自分に甘い人は要注意
です。「覚えている」と思い込んでいるだけで、実は
「覚えているつもり」
になっているなんて人です。厳しく客観的に見れる人でないと結局何も残らないなんてことになりかねません。
「得意科目の場合」と書きましたが,「吸収率の高い人」の方が正確かもしれません。あくまで「得意科目」=「吸収率が高い」となりやすいというだけで、絶対にそうだとは言い切れないので。
上記のように,自分の特性に合わせて臨機応変に変えることが大切です。「臨機応変に」というと聞こえがいいかもしれませんが,
自分を客観視できていないと,成績は落ちる一方
ということになりかねません。ハードルは結構高いので,その辺りは要注意です。自分を客観視することに自身のない人は,始めは,自分のことをよくみてくれている先生などに相談し,アドバイスをもらうといいでしょう。
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