しゃく

現役介護福祉士で、大学で心理学専攻中。多くの方が直面している家族介護に対する解決策や、…

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現役介護福祉士で、大学で心理学専攻中。多くの方が直面している家族介護に対する解決策や、人間関係にまつわるお話をひもといて、心の健康に寄与します。 趣味は茶道、特技は勉強、最近ハマっているのはリンパマッサージ、好きなものはラブライブとその他ゲーム全般です

最近の記事

自宅介護で注意が必要なとき 介護疲れ

今回は介護疲れについてです。 大切な家族の介護をする、あるいは介護を受けることで、幸せを感じることもあろうかと思いますが、負担に感じて疲れてしまうケースもよくあります。 介護疲れする要因・自分の時間が十分にとれない ・介護内容と自分の体力が見合わない ・被介護者に感謝されるどころか邪険にされる といったことが大元の原因として考えられます それでも自宅介護を続ける理由そもそも上記のような要因があるにもかかわらず、それでも自宅でご家族を介護されているケースには、いくつかのパ

    • 自宅介護で注意が必要なとき 徘徊

      自宅介護で注意が必要なとき3つめ、認知症の進行が顕著に見られはじめたケースについて 認知症は、脳に特殊なタンパク質がたまって脳組織が変化したり、脳出血、脳梗塞によって発現します。その症状は様々ですが、今回はそんな認知症の症状の中でも特に自宅介護をされている場合に注意を要する徘徊について紹介します 徘徊お一人で外出され、家への帰り方がわからなくなってしまいます。徘徊という言葉からは、あてもなくさまようイメージがありますが、現在の見解では、なんらかの目的をもって移動していると

      • 自宅介護で注意が必要なとき 誤嚥

        今回は、自宅介護で注意が必要なとき2つめ、食事でムセるようになった場合です 年齢とともに身体の筋力は多かれ少なかれ衰えていくものですが、食べ物を飲み込む筋肉も衰える場合があります。その状態で食事をしていると、いわゆる誤嚥リスクが高まります。 誤嚥とは?本来のどを通って食道へ運ばれるはずの食べ物が、気管の方へ流れてしまうことです。その食べ物には口内の細菌が含まれており、その細菌によって肺が炎症を起こします。これが誤嚥性肺炎です。誤嚥性肺炎はご存じの通り、高齢者にとって非常に

        • 自宅介護で注意が必要なとき

          自宅で家族介護をされている方、または要介護(支援)状態の方へ。 下記の状態にあてはまる場合は一層油断せず自愛、または大切な家族の見守りにつなげて欲しいです 1:歩行が不安定で転倒するリスクが高い 2:食事でムセるようになった 3:認知症の進行が顕著に見られはじめ、徘徊の危険がある 4:家族が介護疲れしている。またはその予備軍である 今回は1の「転倒するリスクが高い」場合について Case1:歩行が不安定で、家の中では伝い歩きしている。あぶなっかしいけ    ど、本

        自宅介護で注意が必要なとき 介護疲れ

          なぜ利用者と呼ばれるのか

          介護サービスを受けている方は利用者と呼ばれます。こう呼ばれるようになった歴史的経緯があります。 第二次大戦後、住むところがなく、食べるものがなくて浮浪する人々。家族をなくし、家や財産をなくした孤児や浮浪者は、行政によって強制的に施設に収容されました。仕方のない措置だったのかもしれません。私などは、当時の社会を知るためには文献を読み、想像することしかできません。 実際にあった措置1945年12月、東京都は2500人の浮浪者を狩り込みしています。狩り込みとは、トラックなどで収

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          私についてのまとめ

          noteを始めました。初めての記事で自分についてのまとめを書くことは突拍子もないことでしょうか。私、経験がないのでわかりません。でも人となりを知ってもらうのにマクロな提示は全体像を表現するのに良いと思っています。 私の特技は職歴通り介護ですが、それ以外にも勉強することが好きで年中趣味で勉強しています。といっても今は大学で心理学科に通っているので大学の教科ばかりですが。 家族介護で困っている方へのアドバイスや、人間心理の考察、勉強で得た知見をまとめて情報提供をするなど、私に

          私についてのまとめ