働ける障害者、働けない障害者、それから健常な人たちと、夜が明らむ前に。
障害者の分際でこんなことを言うと匿名SNSなんかではすごく怒られるのだけれど、僕にだって欲しいものはあった。都心のタワマンなんて言わないし、イタリアのスポーツカーなんて言わない。ただ、住宅ローンを組んで家を建ててみたかったし、家族だって欲しかった。もちろん、僕らの生まれた時代はすごく不景気だったからこれが「人並み」なんて言わない。健常者でもこの水準に辿り着けない人がたくさんいるわけで。もちろんそれはわかっているのだけれど、「ふつうの生活」に対する憧れは僕の中にずっとあって、