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営業という種族の絶滅までのカウントダウンが始まりました|マーケが大事

コラム_はじめ


「マーケティングって良く分からん!」

「 頭で考えることが多すぎる!」

「 考えるより、とにかくお客さんのところに行く!」


と考えている人が多いんじゃないのかな。


◆◆◆


僕が13年前に

「マーケって何をすれば良いですか?」

と、顧問に質問した時の答えは「マーケ不要論」でした。

僕らが扱っているのは生産財。

「お客さんは誰?」って、ハッキリと分かっている。

お客さんみんなに「何が欲しいの?」って聞けば分かる。

だからマーケは要らないよ。


とはいえ、世の中には「マーケティング」って言葉があふれ返っているじゃないですか?

本屋に行っても、YouTubeを見ても「マーケティング」をテーマにしたコンテンツだらけ。

だから、僕自身もこの会社に来てからずっと


結局、マーケって要るの?要らないの?


と悩んでいます。


◆◆◆


でも、マネージャーとして、ただ悩んでいるだけではダメなので

いまの自分は、マーケ必要派? or 不要派?

という「立ち位置」くらいは明確に設定しておく、ことはやっています。


で、いまの僕は「マーケ必要派」です。

だから、今日のコラムのテーマは


マーケは必要だから、おろそかにしてたら評価点が上がりにくいよ


って話になります。


■営業不要論は今回の騒動前からありました
 

うちの社長は

エエもん作ったら売れる。

そうなったら営業なんて要らん。

営業を会社からなくすことが夢なんや。

と話しています。


もちろん、これは逆説ですよ!!

営業をなくせるくらい良い商品を作れよ

という開発や製造部隊へのプレッシャーです。


◆◆◆


一方で、モノがあふれている今の時代は

「エエもん」作っても売りにくくなっている

ということは分かりますよね?


だから、マーケとか営業とか、何かしらの販売活動は必須と言い切れます。


じゃ、いままで通りに「営業」で良いじゃないか、と言われると、それはそれで違うと思うんです。


ハーバードビジネスレビューによれば、

見込み客から問い合わせがあった時点で

顧客は購買プロセスの 【58%】 は終えている

と言われています!!


さらに!

2020年には、見込み客は、これまで

企業の営業とのコミュニケーションを通して行ってきた

問題解決の 【85%】 を、「顧客自身」で行うようになる

と言われています!!


言いたいことは、


 顧客にとって、営業は必要ではなくなってきている


ということです。


だから、営業の相方であるマーケが必要なんだ、ということです。


■マーケティングを2つに分類してみます


とはいえ、やっぱりマーケって難しいんだよって思う人もいるでしょう。


実際、

「マーケティングとはモノを販売するために必要なアクション全て」

と定義している人もいます。


要するにマーケの守備範囲が広すぎて「何から始めりゃいいの!」と、なってるんですよね。


そんな人のために、最近、僕の頭をすっきり整理してくれた分類をシェアします。


「マーケティング」を分類すると

      1.「作ったもの」を ”売る” ためのマーケティング

   2.「売れるもの」を "作る" ためのマーケティング

と、2つに分けられます。


◆◆◆


1.って、洗剤とかの消費財、もしくはエンタメとかアートに必要なマーケ。

もう少し解像度を上げると、

新しく開発した「油汚れを落としやすい食器洗剤」

とか

新しいコンセプトの「お笑い番組」
あるバンドの「新曲」

「どう売るのか?」を考えて、仕掛けていくのがこのタイプ。


このマーケで行われることって

買ってくれそうな顧客を探す
その商品やサービスの「情報」を見込み客に届ける

などです。


そして、これって、僕らが消費者として普段から「仕掛けられていること」ですよね?

だから、マーケと聞くと「広告、宣伝活動」みたいなんが浮かんで

ムズそう…てか、やっぱ俺らの仕事にマーケって関係なくない?

ってなるんだと思います。


さらにさらに、このタイプのマーケって「流行りにのる」というよりは、
自分たちで流行りを作る
って感じです。

だから、イケちゃっている人がやる難しいこと、ってイメージが強いんじゃないでしょうか。


◆◆◆


2.は流行っているものに「当て」に行く感覚だと思います。


「何が流行っているのか?」を見つけたり調べたりする

 ↓↓↓

それを作って売っていく


という流れです。


いちばん簡単なのは

「売れ始め」を見つけてすぐにパクるというやり方

だと思います。


日本にはTTP(徹底的にパクる)という略語があるくらいなので(?)、日系企業に向いているマーケ手法だと思っています。


◆◆◆


さて、ここから1.や2.を深堀りしながら、うちの会社がやることを考察していくべきなのですが、すでに2,000文字を超えました。

なので、次の機会にもっと解像度を上げながら、今後やるべきことをまとめたいと考えています。

いまのところは、今日のまとめを抑えておいてください。

そして各自がいまやっている活動はどれに当たるのか?

常に自分の立ち位置を確かめながら活動を進めてください。

■まとめ

・営業活動できる機会が減っている

・セールスパーソンができることも減っているので、マーケティングが必要

・マーケには大きく2種類ある

・1つは、作った商品をどう売るか?を考えながら流行を作るマーケ

・もう1つは、どんな商品を作れば売れるか?を考えるマーケ



今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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