【日記】「なんとなく」を言語化することの大切さ

■仕事はタイミングも重要

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この日は、1人の部下の顔を久しぶりに見た。

営業だから事務所に座るな
毎日3件以上の顧客を訪問しろ

というボクの掛け声を愚直に守ろうとする真面目な部下だ。

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彼は真面目すぎるほど真面目で好感を持っているが、仕事が遅いことが気になっている。

例えば、資料作りに掛ける時間がとても長い。

ボクならば30分で完成できそうな資料も1日以上掛ける。
やり方を見ていると、一気に完成させることをやっていないようだ。
途中まで仕上げたらそこで止めて、別の仕事を始めることもありそうだ。
そして、仕上げた後の確認にも時間を掛けていることがある。
丁寧なことは良いことだけど、遅すぎるのはまずい。

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彼が遅いのは仕事の処理時間だけではなく、着手するタイミングも遅い。

「4月末までのいつでも良いので訪問して状況確認をしておいて」
とお願いした仕事がある。
それほど優先度は高くないので、1ヶ月の猶予を与えておいた。
それを思い出したので、いつか？と聞いてみると、まだアポ取りの連絡すらしていなかった。
出張の予定を考えると、4月中に訪問できる候補日はあと5日しかないのだ。
それにも関わらず、連絡すらしていなかった。

このように「タイムだけではなく、タイミングが遅い」という弱点を改めて感じた。

■「なんとなく」を言語化することの大切さ

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先ほどの部下と一緒にマクドナルドに行くことになった。
17時から彼の顧客と会う約束をしていたが、直前に30分ほど遅れるという連絡があった。
仕方がないので、約束の場所の近くのマクドナルドで時間調整することにしたのだ。

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30分程度の時間を潰すだけなのでコーヒーだけで良かった。
ただ、少し「小腹がすいた」ボクはチキンナゲットも注文した。

ところば、部下の彼はなかなか注文が終わらない。
中国はスマホにダウンロードしたマクドナルドのAPPで注文を確定させる。
そのスマホをにらみながらずーっと操作し続けていたのだ。
注文が完了したのはお店に入ってから15分後だった。
冗談でも誇張でもな15分掛けて注文したのだ。

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なぜそんなにも時間がかかったのか？の理由を聞いてみた。

彼によると、

クーポンやセットを上手く組み合わせることでお得になります。
安く入手できたり、同じ値段で多くの商品を買うことができるのです。

とのこと。

実際、コーヒーとポテトを買うのと同じ価格でチキンフィレオサンドも手に入れていた。

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とはいえ、である。

そもそも、彼はチキンフィレオサンドを本当に食べたかったのか？疑問だ。

なぜなら、彼はダイエット中で、接待でもほとんど食べ物を口にしない。
そんな普段の努力を泡にしてしまうチキンフィレオサンドは彼を幸せにしないと思う。

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もう一つ、は彼の時間の概念に疑問を持った。

今回の「チキンフィレオサンドを無料で手に入れた」という事実を数字に置き換えると

ダイエット中の30歳の男性が、
クーポンの組み合わせを考えるのに15分を費やし、
その対価として100円の、
カロリー450Kcalの食べ物を無料でゲットして体内に取り入れた

となる。

この15分、彼にとって良いリターンではないと思った。