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モチベーションの「ハナキン」化

『私の評価基準』は、僕が率いている営業チームメンバに向けて毎週送り続けているメルマガをコピペしたものです。
メルマガを送る目的はチームの価値観や方向性を合わせることです。だから、リーダーである僕がインプットして「良いな!」と思ったことに、僕なりの考えや僕自身の経験を加えた内容になっています。そのため、普遍的な内容が多く「どこかで誰かが話していた/書いていた」内容が多く含まれています。

先週に書いた以下の4つのワードの共通点、皆様なりの答えは見つかったでしょうか。

「モチベーション」
「ジーパン」
「巻き戻し」
「写メ」

題名を読めば答えは分かったと思います。

■死語の世界

あの4つのワードの共通点、それは2019年に若者から「死語」として認定された単語であるということです。(誰が認定したかは?ですが・・・)

①モチベーション → エンゲージメント
②ジーパン → デニム or ジーンズ
③巻き戻し → 早戻し
④写メ → 写真 or インスタ

ナウでヤングな人たちはこう言うそうです。ちなみに④のインスタはInstagramのことではなく、インスタントカメラから来ているそうです。

■昭和から平成、そして令和へ

ここでは「真面目な雑談」をすることがテーマなので②~④については割愛します。

正直なところ、みなさんが「ジーパン」と言ってヤング達から笑われていてもそれはそれで面白いですし(笑)

問題はモチベーションです。

分かりやすい説明を見つけました。

昭和はロイヤルティ(忠誠心)
平成はモチベーション(内発的動機づけ)
令和はエンゲージメント(愛着心)


忠誠心が求められた昭和時代の反動から、自己実現の欲求に応えるべきという風潮が平成時代に広がりました。

しかし組織目線から個人目線へ極端に価値観が振れたため、令和になってもう一度、組織目線へと回帰しているようです(振り戻し)


■みなさんの感度は高いですか?

ビジネスパーソンである以上、世間の流行に対して敏感であるべきと思います。それは「流行を追ったり、流行に乗るべき」ということだけを言っているのではありません。流行の変化を感じられるように「感度」は高くあるべき、ということです。

「昨日、新しいジーパン買ってん」と言うと「えっ!?ジーパンて何?」と、周りのヤング達に思われている

「先週の飲み会の写メ送って」と言うと「えっ!?写メって何?」と、周りのヤング達に思われている

と知っておくだけでも良いと思います。


■新入社員にとってはありがた迷惑!?

もうすぐ、新入社員が入社します。そんなヤング達の前で「昨日の会社の決定はモチベーションが下がるわ」と言うと「えっ!?モチベーションって何?」と、思われてしまいます。

間違っても、

「若手社員のモチベーションを上げるやり方を考えよう」

なんてことは言ったり、考えたりしてはいけません。なぜならそんなことを望んでいる世代ではないのだから。

「それよりも、エンゲージメントがUPするやり方を考えて」

などと思うのかも知れませんね。


■いつもここから

かなしいとき~!
かなしいときー!
こんな時代なのに「モチベーション」という言葉を平気に口にしている課長や部長を見たときーー!!
かなしいときー! かなしいときぃー かなしいときぃ・・・

実際、モチベーションという単語が死語になりつつある、という話は2~3年前頃から言われ始めていました。でも、うちの会社でも、まだこの言葉を使っている人、時々見かけますよね?

私達のチームのメンバはそうならないように、アンテナ張りまくって、感度を上げまくりましょう!!

ただ、言わずもがな、感度上げて流行を知っているだけではダメですよ…


■会社員にとっての真理

ロイヤルティ、モチベーション、エンゲージメントといった、時代の変化とともに変わる言葉に重みなどあろうはずがありません。

そんな薄っぺらい言葉(概念)に惑わされることなく、まずは、時代によって変わることのない真理を追い求めて欲しいです。

それは、、、

会社に対する忠誠心や愛着心があろうが無かろうが、
個人としてモチベーションが高かろうが低かろうが、
ビジネスをしている以上、
あたりまえのように会社の目標を達成させること。
そのための努力、自己研鑽をすること。

だと思います。


今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

追伸:

昨日、Youtubeのビジネス関連サイトで

【「ノウハウ」という概念が無くなる】

ということが解説されていました。
家事をしながら垂れ流し聞きしていたので、どのサイトの誰が話していたのか覚えていないのですが「ギブアンドテイク」という本の紹介でした。

さすがに死語にはならないと思いますが、「ノウハウ」が金になるのかならないのかは、大事なことだと思いますのでその本を読んでみたいと思います。

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