あの「ヤッカイモノ」が「アリガタイモノ」に。 【 かる石お守り 】
憶えていますか?2021年から22年にかけて沖縄で問題になっていたモノを。
そう「軽石」です。今では、ほとんど沖縄の海辺には、見当たりませんが、回収した後、大量に残ってしまい処分に困った「ヤッカイモノ」なのです。
そんな「ヤッカイモノ」を、なんとか出来ないかと、そう考えていました。
僕は、沖縄の米軍基地から出る放出品を素材にアート作品を作っています。画像は、弾丸の薬莢や、米軍ヘルメットなど戦争で使われるモノを用いて、「武器」を「楽器」に、ネガティブをポジティブに価値転換した作品です。
他の作品もあります。ご興味ある方はこちら → https://akirashikiya.com/
そんなアート作品的考えを、こちらにも応用出来ないかと考えていました。
そう、「軽石」をネガティブから、ポジティブに価値を転換出来ないかと。
一方、ひょんなことから、沖縄の神社、沖宮さんと縁が繋がっていた僕は、
沖宮さんオリジナルの「お守り」のデザインを提案しようと検討中でした。
そして、社会課題「軽石」が素材の「お守り」も含めて提案をしたのです。ネガティブを、ポジティブに。「ヤッカイモノ」が「アリガタイモノ」に。
沖宮さんも、神社だからこそ、価値を高められる提案を面白がってくれて、今回のコラボが実現「かる石お守り」をデザインすることが出来たのです。
「ヤッカイモノ」と思われている「軽石」を視点を変えて捉え直してみる。「軽石」って、よく考えてみたら、スゴい物質なんじゃないの?と気づき、以下のストーリーを設定、それを伝えるためキャプションをつけたのです。
「海」の底の「山」から噴き出されて、
「火」と「水」が激しくぶつかり合い、
「時間」をかけて、「空間」をこえて、
沖縄に漂着した、奇跡の賜物「軽石」。
その「軽石」を、沖宮でお清めして、
御神水に浮かべ「お守り」にしました。
願い事の種類に合わせ、洒落を効かせた(ダジャレともいう)名前を考案。それぞれのサイズに、それぞれの「願い事」のバリエーションがあります。
「儲かる」「受かる」「授かる」「助かる」と、我ながら上手くいってる。で、「縁かる石」は?ってなると思いますが、縁(ゆかり)の動詞形です。
デジタル大辞泉( 小学館 )によると、
「 ゆか・る 【 縁る 】 読み方 : ゆかる 《 名詞「ゆかり」の動詞化 》
縁がある。縁がつながる。 」
とありまして「縁る」を「縁かる」と、ちょっと迎えに行ってはいますが、
沖縄で「ゆかる」は、おめでたい、縁起の良い言葉であり、通じるのです!
でも、本土的には馴染みがないので「えんかるいし」と呼ばれそう。残念!
「かる石お守り」のお求めはこちらまで。 https://okinogu.or.jp/omamori/
今回は、「ヤッカイモノ」とネガティブに思われている「軽石」を、
「アリガタイモノ」とポジティブな「お守り」に価値転換した事例、
神社と、コラボした商品開発の話でした(商品って言っちゃった)。
こんな「社会課題的」「SDGs的」「独自性のある」「アート性の強い」
プロダクト商品やサービスの開発にご興味ある方は是非ご連絡ください!
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