
陳情に対する非難について 女性トイレがなくなっても良いですか?
トランスジェンダー情報サイト「trans101.jp はじめてのトランスジェンダー」主宰の遠藤まめた氏が、当会の全自治体議会への陳情につき、5月14日「女性トイレの維持確保に関する陳情についての情報提供」とし、以下のように記載しています。
昨今、地方議会あてに「女性トイレの維持及びその安心安全の確保」についての陳情書が送られています。こちらは性的マイノリティの女性を女性トイレから排除する主張を行う団体によるものです。一見差別的であることがわかりにくい形をとった陳情となっているため、このたび当サイトから地方議員のみなさまへ情報提供を行うことにしました。
このような文章を出され、当会としては大変遺憾であります。当会の陳情内容と意見書文案は下記note記事のとおりです。
陳情は「性自認」とは関係なく、労働安全衛生規則の改正施行に伴って、女性トイレを減らすことが可能となったので、「女子トイレはなくさないで、減らさないで、女性たちに安心・安全を」という内容です。
自治体の「意見書」は、採択されればそれ自体として提出されます。そして陳情内容も意見書案も「性自認」概念について一言も言及していません。
それにもかかわらず「注意喚起」をするというのは、非常に不可解です。自治体議会が政府あてに意見書をだすのは、陳情者が誰かとは関係なくそれぞれの判断でできること、すべきことです。
この陳情趣旨に反対するということは、「女子トイレは無くなって良い、女性の安心安全も訴えるな」と言っているも同然です。
また、男性を自認している女性、いわゆるトランスジェンダー男性の中には、安全のために女性トイレを利用している方も相当数おられます。その方々のためにも、女性トイレを維持するよう求めることは、何ら非難されるようなことではありません。
ここに抗議します。
その他の非難については、以下のページをご覧ください。
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