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事務局から報告とお願い 2022.5.10


 防波堤役事務局弁護士として記載します。

「女性スペースを守る会」では先日、共同代表の名前をホームページから消しました。そして長く先頭に立ってきた1人の代表が昨日、辞任しました。これは、女性の権利法益・公平性を守ろうとする当会共同代表に対して、一般人なのに「身バレ」をさせようとする嫌がらせが続き、更に関係先に不審な電話がかかってくるなどがあり、日々の生活に危機を感じたからです。

 当会に対しては、昨年9月の発足直後、反対論者のなんと一弁護士が「殺すマン」の趣旨で「諸君は在日ヘイトを繰り返しているネトウヨと変わらないね。かつてネトウヨ絶対●●マンと言われた俺は、本日トランスヘイト絶対●●マンを宣言するよ。」とツイートする事態がありました。また、当職には活動家と目される一市民から理由なき懲戒請求が申し立てられました。数か月で棄却されましたが厄介なことです。その他、故なき名誉毀損訴訟も継続しています。更に、これらから精神的なハードルが低くなったからか、どこの誰とも分からない方が時に脅迫じみたツイートをする状況が続いています。

 事務局である当職自身は過去、それぞれ他の事件で殺すと脅迫してきた者につき逮捕や実刑、実際に殺そうとしてきた者らは死刑や弁護士資格を失うこととなる実刑に服させるなどし、いわば偶々生きている命と自覚して対応する決意ですが、それでもオウム真理教相手の時と同様の警戒態勢を取らざるをえず、厄介なことです。またトランスジェンダーの人への批判ではなく、トランスジェンダリズムへの批判であるのに「差別だ」とし、某法律家団体内で「黙れ」「脱退せよ」などとする者がいることは異様です。既に高額の生命保険に入れる年齢でもないのですが、当職が対応するカルト問題としては最後のものになるかとも思われます。

 トランスジェンダリズム、すなわちあいまいかつ主観的な「性自認」を絶対視してその性別の者として遇せよといういわば「性自称絶対主義」は、すでにカルト思想であることが明らかになっていましょう。普遍的なものである性別なのに、時代と地域で異なる「らしさ」や役割であるジェンダーに法的効果を設定し、おいおい法的な性別としようとするなど維持できる筈もありません。

 上記のような脅迫や訴訟の乱発といった事態、そも「トランス女性」の定義さえ明確にしないままことを進めようとする、そして具体的な課題での議論をしようとしない・できない姿勢、ジョージ・オーウェルの「1984年」さながらに言葉狩りを続ける姿勢はカルト思想となってしまっていることを示しています。そして今、日本の各学界、弁護士団体そしてメディアではこの思想が相応に支配的な情勢、いくつもの自治体ではしっかりした議論のないままこれを条例に組み込んでいる状況です。その活動家・論者は「正義だ」として攻撃しているのであり、実に異常至極な事態となっています。

 しかし、先行していたイギリスのボリス首相がこの2022年4月6日、「女性専用の場所が必要だと思う」などと正常化に舵を切る発言までしている段階です。LGBとは関係がない課題のT「性自認」まで法令化して先行した国々では混乱を起こしているのです。今、日本が周回遅れでついていく必要はありません。

 ここにお願い申し上げます。責任ある政治家の一人ひとり、社会学その他各界の学者の一人ひとり、法律家の一人ひとり、ジャーナリスト・マスメディア関係の一人ひとりにおかれて、かような事態を続けながら進めているT「性自認の法令化」の危うさにつき検討いただき、後世の憂いなきように自ら声をあげていって下さい。
 すでに、少なくない女性を中心とする人々が気づいてきています。名を出さずとも政治家、各界の識者の中でも、この問題の理解と支援が拡がってきていますが、より一層の決断をお願い申しあげます。
 いつまでも市井の女性や、声を上げ始めた決して著名ではない性同一性障害の当事者らの、ただの一銭の利益にもならない活動に甘えていて良いはずがないと確信します。

 当会では今後、今いる共同代表を含めネット上は名前を出さない女性らを中心に今後とも活動してまいります。これは上記の経緯によるものです。どなた様もご理解をいただき、またどうぞ女性スペースを守る会へのご参加・ご協力そして各分野での行動こそを始めて頂きたく、お願い申し上げます。


 2022年5月10日


女性スペースを守る会 ― LGBT法案における『性自認』に対し慎重な議論を求める会 ―

防波堤役事務局 弁護士滝本太郎


各  位

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