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大須の老舗寿司屋さんには古くから伝わる隠れ名古屋めし「切寿司」があった話【名古屋めし日和】

ランチに大須の寶寿司さんへ行ってきました。

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創業はなんと明治35年=1902年。120年近くの歴史を持つ大須でも老舗中の老舗です。

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ちなみに明治35年とは、世界初の映画館がロサンゼルスで開業したり、江之島電氣鐵道(現在の江ノ島電鉄)が開業したり、「死の行軍」として知られる八甲田雪中行軍遭難事件が起こったりした年とのことです(wikipediaより)

閑話休題。

この日のお目当てはこちらの切寿司でした。

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実はこの切寿司、名古屋でも知る人ぞ知る伝統的名古屋めし。押し寿司の原型になったという説もある古くから名古屋で親しまれたお寿司なのです。

寶寿司さんの切寿司のは穴子と玉子焼が上に乗っています。お店によっては穴子と角麩のところもあるようです。

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ふっくらと炊き上げられた穴子に、甘めの玉子。そして甘さ抑えめのツメ、さっぱりと酸味の効いた酢飯。

んー、これはたまりません!

一口でぱくっと行くにはちょっと大きめかも? でも、口いっぱい頬張ると、これがまたいいんです……!

かつては名古屋のお寿司屋さんの定番メニューだったようですが、今は出しているところも少なくなってしまったようです。

でも、この美味しさが無くなってしまうのは実にもったいない!

ぜひ残したい名古屋の味、皆様も見つけたら一度試してみてください。

さて、明日は何を食べようかな。

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