5時間かけたらSwind史上最高の手羽先カレーが完成した話【名古屋めし日和】
【最初にお知らせ】
本日8月5日(水)の12:25から、東海ラジオ「源石和輝 ひるカフェ」にゲストとして生出演させて頂きます。
35分のフリートーク番組。今日のテーマは新刊に絡めて「屋台」です。
テーマアンケートも実施中です!
radikoでもお聞き頂けますのでご用とお急ぎで無い方はぜひお聞きくださいませー!
【ここから本題】
昨日は少し時間がとれたので、前々からやろうと思っていた「手羽先カレー」の試作にいそしんでおりました。
まずスープのベースを作るのですが、出汁の材料として使うのは「手羽先の先っぽ部分」と「手羽先から肉を外して残った骨」のみ。あとは臭み抜きにネギを少々入れてひたすら煮込みます。
ええ、とことんひたすら煮込みます。
どれぐらいひたすらかというと「6リットルの水と手羽先を鍋に放り込んで強火にかけ、途中で1.5リットルの水を2回足した上で、全体が4リットルぐらいになるまで」ぐらいのひらすら加減。
だいたい3時間ぐらいかけて煮込むとこんな感じになりました。
見事なまでに真っ白な手羽白湯スープです。しっかりグラグラと煮立てることで手羽先から抽出されたコラーゲン成分や脂分が乳化し、白湯スープとなるのです。
これをシノワで漉すとこんな感じ。
鶏の旨味がぎゅーっと詰まった、極上の白湯スープです!
で、これに手羽先の骨を外した手羽肉と玉ねぎ、にんじんを炒めてから入れ、カレールウを投入。
もちろんルウはこちらです。
脂分多めのスープなので、軽い感じに仕上がるオリエンタル即席カレーがぴったりなんですよね!
で、あとは秘密の隠し味をゴニョゴニョと投入。
そして深みと香ばしさを出すためにさらにもう一手間裏技をプラス。
それをさらにじっくり煮込んで、トータル5時間ほどでこんなカレーが仕上がりました!
んー、香りからしてお腹が減る……。
試食と言うことで、シンプルに普通のご飯でいただきました!
ちょっとさらっと仕上げてあるのは夏仕様のためですね。
手羽肉は煮込んでもプリップリです!!
味はというと……んー、名古屋のインドに到着(錯乱)
鶏の旨味に各種隠し味の旨味が重なり、ものすごくコクが深いカレーに仕上がりました。
それでいて、全然しつこくない。脂分の重さを一切感じさせないです。
スパイスはベースのオリエンタル即席カレーにカレー粉、クミンシード、ガラムマサラもプラスしているのですが、このスパイスのバランスもちょうど良い感じに仕上がりました。
てか、うん。このカレー、飲める。本気で飲めます。カレーはやはり飲み物だった……!?
正直、いつもお手軽カンタンレシピではありません。瞬殺飯でもありません。
しかし、この手間と時間をかけて生まれた味、まさに極上の一言です。
機会があればこのカレーを振る舞ってみたいですね。手羽先の旨味を文字通り骨の髄まで堪能できる、絶品カレーとなりました。
さて、明日は何を食べようかな。
今後の記事充実のためにサポート頂けましたら幸いです。取材費やレシピ開発費に充てさせていただきます。 小額でももちろん構いません。大変励みとなります!!