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恋は化学反応とよく言うけれど。「ふつうよりちょっとだけ距離の近い平行線、なんの火花も散らなければ、なんの化学変化も起こらない。」

明日はSt.Valentineが亡くなったといわれている日。いや、聖書も色々な解釈があるので一概には言い切れない。よくある「諸説あります」だ。
とはいえ、歴史的なその日を世界的なイベントにした発案者は誰なのだろう。小売業界はバレンタイン商戦として、様々な施策を打ち出す。滑稽だけれど、売るという視点では必須だ。

知人に「最近、恋してる?」と聞かれた。
はっきりと言葉にして問いかける知人を、珍しいものを見るかの表情だけで返事した。

相手に求める条件に、「気が合う人」というフレーズは常連さんだ。気が合うは、意訳すると「一緒に居て楽しい」…いや、「一緒に居て楽」という意味かもしれない。そんなことを、表現している文章をみつけた。

気が合えば合うほど、二人の間の永遠に縮まらない距離が浮きぼりになる。気が合う、だからなに? ふつうよりちょっとだけ距離の近い平行線、なんの火花も散らなければ、なんの化学変化も起こらない。
-- 『勝手にふるえてろ』綿矢りさ

私は、相手との価値観をベン図で解釈するタイプだけれど、線で解釈するとまた違う解釈になるのだなあ、なんて思った。

まさに今、化学反応し始めたのかな。

気になる言葉、魅力的な言葉を集める共同マガジン「コトバツムギ」を始めました。共同運営者は以前ライティングスクールで一緒に学んだもりやみほさん。私は、月~土までのうち、火・木・土を担当しています。

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