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「やりがい」のために必要なこと

この仕事、めちゃくちゃ楽しかった!
やりたいこと、すべきことができた。
手ごたえがある。

そんな風に感じられる仕事は、毎日喜んで出勤したくなりますね。
一方…

なんで私がこれをしないといけないんだろう…
この仕事の意味はなに?
本当にこのままで良いのだろうか…?

このような想いを抱えながら仕事を続けることはとても辛いことではないかと思います。

この違いは、何から生まれるのでしょうか?


カラセックの「職業ストレスモデル」によると、

「仕事の裁量権」の大小が、ストレスやモチベーションに影響を与えています。

カラセックの「職業ストレスモデル」

「仕事の要求度が高い」かつ「裁量権が高い」場合は、仕事に対する自己決定力が高まることでストレスを軽減することができ、モチベーションが上がります。

一方、「仕事の要求度が高い」かつ「裁量権が低い」と高ストレス状態となってしまい、メンタルヘルス不調を引き起こすリスクが高まるとされています。

やりがいのある仕事ができている、という時は、自分の頭で考えて実行したり、工夫が実ったりしたときに感じやすいのではないでしょうか?逆に、言われたとおりにするだけだったり、指示や役割が曖昧で自分でコントロールが難しい時はストレスに感じやすくなるのだと思います。

では、どのようにしたら上手く仕事の要求度、裁量度と付き合っていけるのでしょうか?また、コントロールできるのでしょうか?

ポイントは、「主体性」「独自性」「創造性」です。
裁量権、というのは管理職やリーダーでないと持てないものではありません。

自分の考えやアイディアなどを反映でき、自分の主体性や独自性を発揮できること、あるいは自分の判断で進めらられれば、「自分は力が発揮できている」と感じながら仕事をすることができます。

そうした仕事の工夫を1人1人がするために必要なことは、職場の権限移譲と役割の明確化、個人の意見や考えを活かす仕組みやスタッフ同士の関係性です。

そのための1つの方法として、上司と部下の間で行われる面談の一つに1on1があります。

1on1は、業務の評価面談やスーパービジョンとは違い、フランクな雰囲気の中で、普段の業務や気持ち、やってみたいことや悩んでいることなどを上司が部下に対してフィードバックを行うことで、部下が自分自身の仕事に対する考え方を深めることができる方法です。

やるべきこと、やらなければならないことをトップダウンでやっていくのではなく、ただひたすらに現場でなんとか1人踏ん張りながら業務を行うでもなく、

支援者1人ひとりの強みや視点を生かしながら、事業所での役割や裁量権をシェアしていける。

そんな風に、支援者も自分の力を発揮していけるといいですね。

▽参考資料


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