〔開催報告〕#07 Open DOOR 支援と自分のキャリアの可能性を広げる、「アンコンシャス・バイアス」を学ぼう
2022年6月にスタートした「支援者のキャリアのための学びと気づきの場」OpenDOOR、今月で活動スタートから丸1年経ちました。今回は7回目。
テーマは「アンコンシャスバイアス」です。
アンコンシャスバイアスとは、
という風に訳される言葉で、アンコンシャスバイアスの中には、
私たちの支援やキャリア形成に知らず知らずのうちに影響を与えているものもあるのです。その数なんと200種類以上のアンコンシャスバイアスがあると言われています。
福祉領域では、「バイアス」「偏見」という言葉を耳にすることが多いでしょうか。どちらかというとネガティブな印象を抱きがちなキーワードですが、
思っているのと違った!
なんだ、そういうことだったのか!
など、’良い悪い’ ではなく、誰にでもあるものがアンコンシャスバイアスです。
ただ、自分の価値観の推しつけになってしまったり、他にものの見方があるという視点を見落としてしまったりすることで、コミュニケーションに齟齬が生まれてしまうこともあります。
そして、これは他者に対してだけではなく、自分自身に対しても起こってしまうものなのです。例えば、以下のようなことはありませんか?
どうでしょうか?
こういったアンコンシャスバイアスが浮かんでくる正体は、「自己防衛心」です。脳がストレスを回避したくなるとき、「そんなはずはない」「私にはできない!」など、自分を守るために浮かんでくる考えなのです。
大切なのは、こういった考えが浮かぶことーアンコンシャスバイアスがあることが悪ではなく、「あ、今アンコンシャスバイアスの影響があるかも!」と気づき自覚して、対処することです。
本当にそうかな?と自問したり、相手がいる場合は意見を聞いてみたり、他にものの見方がないか探ることで、気づけることがあるかもしれません。
アンコンシャスバイアスの影響は、支援でも、自分自身のキャリアにおいても、家族や身近な方などプライベートでも、どこでも及ぼしうるものです。
アンコンシャスバイアスについて自覚し、「本当にそうだっけ?」と考えることで、私たち自身が自分のキャリアに主導権を持って、今いる場所から一歩進むことができる可能性があると、思いませんか?
ご参加の方の感想
今回は、42名の方にお申込みいただき、20名の方にアンケートにご回答いただきました。参加者の方のご感想の一部をご紹介します。
今回ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!
📕参考図書/おすすめ図書
▼「アンコンシャス・バイアス」マネジメント
最高のリーダーは自分を信じない
▼ファスト&スロー (上): あなたの意思はどのように決まるか?
次回以降のOpenDOORの開催予定が知りたい方へ
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