死にたいが溢れ出そうな盃に月を映して飼育している


1〜2週間のあいだ仕事でのイレギュラーがあんまりにもたくさんあって、始まる前はわくわくしたりしてたんだけど実際はほんとうにきつかった。
事前にこれやばいなとは思っていたから無理にでも早く寝るって決めて実践してたけど娯楽を我慢して寝るのがストレスになったり早朝覚醒しちゃったり全不眠があったり頑張って寝てる割にスッキリしなかったりで全然良くなかった。いや、努力して寝なかったらもっとヤバかったのかな?利用者さんのマネして毎日睡眠日誌まがいのメモを記録していた。ほんとは発声とかの練習記録(何を何回やったか)とかもしたかったのに、実際は寝た時間と起きた時間とうんこの有無しか書けなかった。この記録厨のわたしがである。

以前noteに書いたわたしの不調の兆候がほんとうにきちんと、シナリオ通りにきちんと発生した。プラス頭の回転が常にダメなかんじがして、判断に自信が持てずに1時間のうちで何度も話を翻したこともあった。不調になったり余裕なくなったりすると人に優しくできない。人が怖くなる。居てはいけない、嫌われている、役に立たない、そればっかり思う。

キラキラした時間がたしかにあったのに、キラキラにふれて涙が止まらないほど一人でたくさん泣いたのに、みんなほんとはやさしかったのに、どうして安心をわたしだけは感じ取れないんだろう。非常時に人にパンを分け与えたり前向きに考えようとしたり笑おうとしたりできる人なんてたくさんいるのに、なんでわたしは非常時になると感じの悪い嫌な人間になってしまうんだろう。

「お前は思いやりのかけらもない」
母親が何百万回とわたしに聞かせてきた言葉がまた騒ぐ。

蓋を開けてみたら他の人々も余裕がなかったみたいだった、だからなんとなく怖くなったりうまくいかなかったことがあった、でもちからを借りてなんとかなった、やっとおわった、1週間がやっと終わった。死にたいになりそうで、でもなる前に、あとちょっとでヤバかったけど、死にたいの盃があとちょっとで溢れそうだったけど、溢れる前に、「疲れた」って言葉に変わって、ゆるされた。

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