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ネーミングの失敗例?|外国語・スラングには要注意

小さな会社のビジネスプロデューサー・弁理士のヤマダP(@sweetsbenrishi)です。

ニュース記事の中からネーミングのヒントになる情報をシェアします。

今日はYahooニュースから、KDDIの新しいブランド「povo」に関する記事をピックアップしました。


「安い」と好評 auの新プラン「povo」に「貧乏」の意味も?


この記事から、ネーミングをする際の注意点を考えてみましょう。

▶「povo」について

「povo」。

ドコモの2ndブランド「ahamo」に対抗してKDDIが発表した新しいブランドです。

20GB 2,480円というシンプルで割安な料金を標榜する、auの2ndブランドと言ってもよいでしょう。

▶「povo」には「貧乏」の意味がある?

この記事によると、「povo」の由来は、

「pov」が「point of view」(視点)……「新しい視点」の意味

「ovo」はラテン語の「ab ovo」(卵から・最初から)……「誕生と成長」をイメージ

「新たな視点によるサービスの誕生、成長」という意味を込めている

とあります。

一方、この記事には、

「povo」には、英語のスラングで「貧乏」という意味があるという指摘も出ている

とも書かれています。

一部で使われている位で、汎用されているという程ではないようですが、何となくイメージが悪くなりますよね。

ネット民にはこういうものを探すのが好きな人がいますからねぇ。疑わしいものはネーミング候補から外した方が無難ということです。

▶ あの人気商品も!ネーミングの際、外国語・スラングには要注意

実際、たまたま付けた商品名が外国では不適切な意味合いに解釈されるため、改名せざるを得なくなったケースもあります。

有名なのは、「カルピス」です。

「cow piss」=牛のおしっこ。飲料の名称としては不適切ですね。

英語圏では「カルピコ(CALPICO)」という商品名に変更されています。

「ポカリスエット」もそう。

「POCARI SWEAT」って、汗(SWEAT)が入っているんですか…ということになってしまいます。

こちらは、「ポカリ(POCARI)」の名称で売られているようです。

日本語でもこういうケースはあります。

「お嬢様聖水」という清涼飲料があります。

本来、女性向けの商品だったようですが、「聖水」もスラングですよね...。

一部マニアの人達に受けて、本来のターゲットではない方々が購入しているようです...。

こちらの商品は特に改名していません。それどころか、現在では会社名にまでなっているんですね(汗)


このように名前は独り歩きするものです。

ネーミングをする際には、

● 外国語に訳した場合にはどんな意味になるのか?
● スラングに該当しないのか?
● 意図しないおかしな解釈をされないか?

等、多面的なチェックをする必要があるということです。

▶オススメの記事

もうひと記事、読んでみませんか?


ネーミングに関する記事は以下のマガジンにまとめています。


では今日はこの辺で。


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